ババア2人に連れられて、私は汚い裏道に潜む、高級を装ったお茶屋さんの前についた。
窓が一つも無いお茶屋。
一体店の中はどんな恐ろしい事になっているのだろうか。
不思議と冷静だった。
逃げる事ももちろん出来たのに、それは選択肢に入ってこなかった。
怖い気持ちと少しワクワクした気持ちと、あとはやっぱりクソババア2人を信じたい気持ちが私をお茶屋の中へ導いてしまったのだ。
入った後の自分の立場を考えて、ドアの前でクソババア2人にきちんと伝えた。
「私は日本人だけど、本当に少しのお金しか持っていません。」
「ダイジョウブ、ダイジョウブ」
外国人の片言な「ダイジョウブ」程大丈夫じゃない言葉はないのではないだろうか。
裏から怖いお兄さんみたいのが出てきませんよーに。
心の中でそう祈りながら、
ババア達の熟練の会話術によって、アホな店長はまんまと高級風お茶屋の中に足を踏み入れたのでした。
ガチャッ
つづく