奨学金の返済に苦しむ若者のニュースが後を絶ちません。

借りる側の問題としては奨学金=ローンである認識が薄い事があげられます。
また、住宅ローンは収入金額を基準として返済金額を決めていくのに、
奨学金は収入金額も決まっていない状態で卒業後、月々〇〇〇円返してくなど
ドンブリ的な勘定で借りているなどの問題があります。

しかし、一番の問題は「高校卒業後、就職がない。」事なので
はないでしょうか。

高校の進路担当の先生から話を聞いたところ、「現在高卒の求人は
沢山ある。」でした。しかし、長く勤められる企業は殆どないそうです。
条件の悪い環境で若者を使いまわす、要するに若さを搾取されるだけに
なってしまいます。

先生もよい就職先をさがすよりは、AOで大学に行ってもらう方が楽だと
いう事でしょう。(はっきりとは言いませんが。)

奨学金問題は借りる側だけの問題ではなく、多すぎる大学、就職先、高校の先生
を含む社会全体の問題です。