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顔面神経鞘種(顔面神経=第7脳神経)、手術の直前の造影MRIまで聴神経鞘種(聴神経=第8脳神経、すごく近くにある)と診断されていたので聴神経鞘種についてもそこそこ詳しくなりました。ちょっと情報古いけど…

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聴神経鞘種は第8脳神経(聴神経)にできる良性腫瘍。良性腫瘍なので大きくなるスピードはゆっくりなので難聴はゆっくり進行するし、平衡感覚もほかが補ってくれたりするから気がつきにくい
2〜3mmの小さいうちなら放射線治療を選べる。大きい場合は開頭手術か、開頭手術と放射線治療の併用。
腫瘍は大きくなりすぎると脳幹を圧迫したりして、自律神経に影響したり命に関わることがある。脳腫瘍は良性であっても、頭蓋骨の中にできる=スペース限られている。だから他の部分を圧迫したりする(頭蓋内圧亢進)
何も症状がない場合は経過観察することが多い。大きくならないこともあるので、半年から1年に1回MRIを撮る。

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手術は耳鼻科または脳外科。すでに聴力が全く無い場合は経迷路法(耳鼻科)、聴力が残っている場合は後頭蓋窩法(脳外科)だけど、聴力温存手術は、やってる先生が少ないらしい。顔面神経機能モニタリングしながら手術できる環境の病院も少ない(キカイもなければ技士さんも居らん)。なんとしても聴神経鞘種に力を入れている病院への紹介状をゲットしたいところ。このごろ大学病院って紹介状がなしの飛び込み診ないし。

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放射線治療について。放射線治療には、1回の照射で終わるガンマナイフ治療と、何回かに分けて照射するリニアック(ライナックとも言うみたい)がある。ガンマナイフ治療は早くすむ(3日入院のうち治療は1日)のが利点で、リニアック治療は様子を見ながらちょっとづつ治療できるのが利点(定期的に外来に通う)からやべぇ悪化しそうずらとかなったとき途中で止めれるらしい。受けてないからそれ以上は知らんけど。
放射線治療は歴史が浅くて、数十年後どうなるかっていうデータがまだないのが難点で、放射線治療科の先生によると、若年では悪性化のリスクがごく希にだけどあるとのこと…。ガンマナイフ治療の後の腫瘍はいったん炎症で膨張して(このとき顔面神経を圧迫して一時的に麻痺を起こすことがある)縮む。ちなみに知ってる60代の脳外科医の先生はリニアック治療をうけられました。そこそこ高齢の方が癌化のリスクが低いし、勤務しながら治療行けるから。と思う…
放射線治療の後に開頭手術が必要になるケースもあるらしい。手術いっぱいしてる先生いわく、ガンマナイフ治療後の腫瘍は硬くて、難易度が上がる。だけどガンマナイフやってる脳外科の先生はそんなこと無いって言ってて、ここは意見が分かれてる…どっちもベテランで実績ある先生なんよね、先生の体感なんかなぁ。硬い言ってる先生の方が体育会系で力ありそうやけど顕微鏡下の微妙な手術やから筋力の話ではなさげ。これはわかんないまじで。

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いずれにしても、聴神経鞘種の治療は慎重に!良性腫瘍だけど、とっても執刀が難しい場所にあるから。設備もないのに簡単に手術勧めてくるようなとこからは全力で紹介状もらって逃げましょう…