ものすごいドキュメンタリーだった。
テレビカメラマンジーニャや元写真家や元フィットネストレーナーなどによる戦争の物語。
今は、みんなスマホで戦場での自撮りをしていて、それらを編集して作ったドキュメンタリー

反転攻勢が始まったとき進展があまりなく、テレビで評論家たちが、したり顔で話をしていたが現実は本当の地獄だった。
軍隊は、どこの部隊につくかで運命がきまる。
テレビでよく放送される後方のドロン部隊や砲弾部隊と違って、
前線の地上部隊・歩兵に入ったら、ほんと悲惨。
塹壕を作って、至近距離でロシア兵と撃ち合う。常に生きるか死ぬかを考えていて仮眠をとるときもそこら中にネズミがいる状態
映像で地雷やドローン攻撃で、足が切断されるシーンや爆発による瀕死状態で、殺してくれと頼む場面があり
映画の話でなく現実世界での地獄絵図だった。
今ウクライナでは、徴兵逃れが問題になっているけど、
こんな場面みたら、とてもじゃないけど、戦場には行けない。
領土と人命って、どっちが重いのか考えさせられる番組だった。
この番組みたら、簡単にウクライナ頑張れとか言えなくなる。

番組エンディング
雪が降るキーウ駅舎での、戦地に赴く人たちとの別れ
坂本龍一のPEACE FOR LLLIAが静かに流れる。