私の少女時代
いじめにあった。
その中の一つ。
某大手製パン業のパンを食べていた。
大きくて安くて甘かったパンは私のお気に入りだった。
クラスメートが
「私は某零細パン屋さんの高級路線のパン食べてるのよ、
あんたなんかには食べられないわよ、この貧乏人」と。
何も言い返せず涙をかみしめた。
時は流れ、この事をパパに話した。
パパは冷ややかに
「パンだけでウン兆円売り上げるあの会社をバカにするのか」と言った。
パパはアラカンだ。
これが大人の論理かと衝撃を受けた。
こんなの少女には思いつかない。
少女たちの多くは
会社の規模なんかでは商品を選ばず
ブランドイメージや
自分の主観で商品を選ぶ。
もしかしたら
自分の思いとは合ってない商品を
友達と意見を合わせるために買ってる人もいるかもしれない。
少女たちは企業の戦略にまんまと乗っかって購買活動するのだ。
だけど
大人の論理は
背伸びしたいお年頃の少女たちに通用するのだろうか?
答えはノーだ。
少女たちは特有の世界を持っている。
大人の論理に気づいたとき
その少女は卒業を迎え、大人になるんだと思う。
私は今回
いじめられた経験を一つ書いたが
私もおばさんになった。
いろんな紆余曲折があって
いじめた相手を報復した。
いじめた相手が直接謝罪するなんてことはないからね。
ではまた。