私は父が大好きだった。

 

過去形?

 

それは年頃のことだった。

 

よくある、下着いっちょでウロウロされる父が大嫌いになったのだった。

 

それは祖父もそうだった。

 

なぜ下着で平気で家の中をうろつくのだろう?

 

私はしばらくの間、父や祖父とは疎遠になった。

 

時は流れ、

 

私は時々父に父の日プレゼントを贈った。

 

父は喜ぶのだが

 

「そういう習慣はないから贈らなくていい」と。

 

母は、母の日プレゼントをもらうとうれしいのに

 

父の日プレゼントは贈ってくれるなと。

 

それって、どうよ?

 

 

今年、パパ(うちの旦那の事)に父の日のお祝いをした。

 

ステーキ肉を買ってきた。

 

パパに焼いてもらった。

 

美味しかった。

 

 

時々実家に電話するのだが

 

その時かなりの確率で父が電話にでる。

 

4回に一回くらいだろうか?

 

父に相談を持ち掛ける。

 

仕事の話、特に人間関係の悩みはものすごく食いつく。

 

父は義理堅く、とても人を大事にする。

 

そんな父のアドバイスをもらいながら

 

肝心の母への用事を済ます。

 

何かの記事で

 

父と娘と言うのは

 

心理的距離が遠いものだと書いてあった。

 

私は思う。

 

ちょっとでいいのだ。

 

人間的な触れ合いは大事だ。

 

何かおみやげ話は用意した方がいい。

 

そんな父もかなり高齢になった。

 

一流ブランドが好きな父、

 

高いものが好きな父、

 

だけど優しい父。

 

生きてる間に気が済むまで親孝行しないと

 

取り返しがつかない気がする。

 

来年、長寿のお祝いの年になる。

 

それまで待てない。

 

お誕生日に何か贈ろう。

 

父は私のパウンドケーキは好きだろうか?

 

ブランデーケーキは大好きだな、うん。

 

父にはいろんな学費払ってもらった。

 

結構いろいろ買ってくれた。

 

結婚式の費用も出してくれた。

 

私ができる親孝行は

 

これ以上お金使わせないことだ。

 

だから

 

がんばる。

 

ではまた。