珍しい。

のんびり屋のパパが私に急ぎの用事を言いつけた。

 

「年金の相談言ってきて!急ぐ!!」

 

パパに厚生年金加入の話が持ち上がった。

そうなると

私は3号になれる可能性が出てきた。

 

ところが

 

私は国民年金基金にも入っている。

3号に入ったら基金を脱退しなければならない。

 

しかも

 

パパが厚生年金に入ってもまたしばらくすると自営に戻る可能性が高いと

言ってきた。

 

そうなると

 

同じ基金の掛金のままにはならないそうだ。

基金に加入するならまた新規で基金に入るらしい。

 

パパは言った。

「今の掛金のままの方がお得だと思う。

なんとか基金を続けられる方法聞いてきて。」

ということだった。

 

私は年金事務所に向かった。

遠かった。

この街は初めてだ。でも案内がすごくわかりやすくて

難なく行けた。

 

最初私は

基金を脱退したら二度と基金に加入できないものだと思っていた。

それも相談した。

そうでなく、

加入はできるが

掛金が従来通りにならず、別扱いで

設定されることが後で分かった。

もちろん従来払った基金での年金は計算され上乗せで支払われる。

 

しかし

私が今払ってる基金の掛金はお得に設定されているとパパが言った。

え、そうなの!?

改めて新規に加入するのはお得感がないとも。

あの~

定年まで厚生年金でいられない?

「その定年がないんだ。」とパパ。

良い方に取りたいけど、ここでは悪い方だ。

 

で、

「基金を続けるためにも国民年金と基金払い続けよう」

「国民年金と国保はセットになってる」

「大丈夫、娘の健康保険証は厚生年金ので作る」

 

私は別にパパの扶養が嫌なんじゃない…。

お得ならパパの扶養に入りたい。

現に、妊娠出産、育児中は3号だったんだ。

 

パパがこんなに社会の仕組みに詳しいとは

知らなかった。

汗水たらして働くことが大嫌いなパパだが

水仕事が大嫌いなパパだが

書類仕事に向いている。パソコンが似合っている。うらやましい。

 

パパと最近こんなことを話している。

 

「近い将来、また元の仕事にまた戻りそうだね」

「パパもそうなるね」

「だけどどうだろう、ボク態度がデカく見えるらしいから」

「それ困る!」

 

若い頃、財テクで大儲けを夢見てそっち方面勉強したが

儲からんかった。

今、持ってた株を売りに出してるが

なんせ高値で買ってしまったので

なかなか折り合いがつかない。

 

財テクは無理だ、私は汗水たらして働こう。

そしてコツコツ貯めて小さな幸せを。

「細々と稼いで、その方が儲かるから」

とパパ。

 

体壊して

フルタイム無理だが

夕飯が温かい手作りのを食べられるこの生活…。

 

昨日はマーボー豆腐と水餃子の味噌スープでご飯。

野菜は?

「野菜ジュースあるじゃない。それで」

ごめん!

 

ではまた。