娘、よくやった。

パパが数年前から娘の勉強部屋を占領していた。

仕事のためだと。

だったら!

自分の書斎片付けろ!

だめだった。

パパの書斎には本や趣味の道具が所狭し、どころじゃない

山積みになっている。今もだ。

娘の進路をそろそろ決めなきゃならん時期に入った。

娘は進学したいと言っている。

そんな折

娘は不満を漏らした。

「リビングうるさい。」

「私の部屋返して。」

リビングは夜になるとパパが趣味の動画見ている。

イヤホンやヘッドホンはつけていない。

そんな横で娘は勉強してた。

それは気が散る。

 

娘の主張は当然だ。

 

パパは観念して私に言った。

「ママの寝室貸して。」

そう来るか…。

 

お昼名が大事な私にとって仕事でパパに寝室使われると

寝にくい。

今リビングで寝ているが背中が痛くなる。

それでも

今は冬だ。リビングにはホットカーペットが敷いてある。

温かくて気持ちいい。

 

こうしてパパは私の寝室に仕事道具を持ち込んだ。

パパは言った。

「座椅子ほしい。」

そうよね。正座して仕事なんかできないでしょうし。

そう、今どき座卓だ。

正座に抵抗がない私は結婚したとき和室があると聞いて喜んで座卓を買った。

今、少しつらい。

椅子に慣れてしまっていた。

 

パパは私が寝るときには仕事は終わっている。

だからさほど不便ではないが、

時々毛布をリビングに持ち込むのを忘れて

パパに休憩時に出してもらっていたりする。

 

娘、頑張って勉強せいよ。

 

ではまた。