朝日新聞の額絵シリーズを注文した。

お花の絵が毎月2枚届く。

これ自体は無料だが専用ケースや額縁がお手頃価格で提供されている。

 

花は昔大好きだった。

大人になってしばらくお花を眺める余裕がなかった頃があった。

ここ数年

ジンチョウゲの花を特に楽しみにしている。3月ごろ咲く香りの強い花だ。

道すがらユキヤナギやツツジを楽しむ余裕が出た。

場所によってはクチナシの花を眺められるところがある。

キンモクセイが植わってるところでは秋の気配を感じることができる。

 

数年前、お絵かきの一日講座に行った。

私はクレパス画の経験が長いのだがなかなかクレパスの講座がない。

似てる?パステルの講座に行った。

モチーフはダリアの花。

講師の言葉から「ルドン風に描いてごらん」

ルドン?

 

私はわからないまま書いた。

するとどうだろう

下書きの絵の方を誉められた。

そんな…。

 

花をモチーフに絵を描くことは

生きたお花以上の存在感というか美しさというか

求められるのだろう。

とっても難しい。

子供の頃書きたくて書いたお花の絵

モチーフの花を上回ってるわけがない。

 

でも講師の人は私に一つの道しるべをくれた。

「アンリ・ルソーを目指しては?」

私は全く美術について学んでない。

なぜ有名(その時は有名な画家と知らなかった)な画家の絵をまねろというのか。

私は面食らった。

美術を専門に勉強した友人に話してみた。

 

するとどうだろう!

「私、アンリ・ルソー大好きなんだ!」

画集を見せてくれた。

アンリ・ルソーの作品見たさにニューヨークに行ったことを話し出した。

 

そんなすごい画家さんなんだ!

 

なんとも穏やかな画風。

素敵な非日常。

こんな絵描けるだろうか…。

 

あれから数年たつ。

最近描いてない。

でも

言えることは私は美大に行かなくてよかった。

絵で食べていこうと思わなくて正解だった。

毎日は描けないからだ。

描かずにおれない時期もあったが

雨の日も風の日も描かないと務まらないことを

教えてくれた。

 

今バラが咲き誇っている。そろそろ花の時期終わってしまうだろうか?

バラは難しい。

いつか描いてみたい。

え?今描けって?

英語の宿題が忙しくて。

 

ではまた。