信長がまだ尾張のうつけと呼ばれていた時のお話。
悪童の頃からつるんでいた池田恒興。信長と乳兄弟(信長の乳母は恒興の母)だった彼もなかなかやんちゃな奴だった。
ある時、恒興の家来が裁判沙汰を起こした。裁決に埒が開かず、火起請(ひぎしょう)を行うことに…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
え?火起請ってなんやって?
盟神探湯(くかたち)っていう古代からある神判の一種(この盟神探湯も怖いんやけどね)で、原告側と被告側の代表者がそれぞれ焼いて赤くなった鉄棒とか鉄片を規定の場所まで“素手”で運び、達成できた方が勝訴とかいう世紀末的裁判法である!
んでどうなったかっていうと、
恒興の家来は余りの熱さ(当たり前)に
ポトリ→恒興が庇いにしゃしゃり出る→あれやこれやの大騒ぎ→鷹狩り帰りの信長が通りがかる→そして…
事情を聞いた信長さんちょっとキレ気味に
信長「ちょっとその鉄棒同じように焼いてみてよ。あたしがやって見せるからその時は覚悟しなさい!」
と、手をジュウジュウ言わせながらやり遂げてしまい、そのまま恒興の家来をズバァ!
信長さん怖ぇ…ちょー怖ぇ
もしかしたら死ぬまでその時の火傷が残ってたんじゃないでしょうか。
上洛時の一銭斬りと言い、信賞必罰ぶりは自身を傷付けるほど苛烈だったと言えるのかも?
※信長さんのキャラ付けに意味はありません。このエピソードを思い出した時に私の頭の中でそんな信長さんが出てきただけです。
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