10月21日。 | +春は巡る、いつも美しく+

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最近は、サクラ大戦1&2の二次創作の小説をメインに書いています。時々、小説以外のことも書い
てます。小説については、リクエストやご意見・ご感想をい☆つ☆で☆も☆お待ちしてますよ~(o゚▽゚)o

 もうすぐ10月21日が終わる。花組のみんなと大神くんは、私の誕生日を祝ってくれた。だけど、なんだかさびしい気持ちがあふれてきて、涙が止まらなくなって…。みんなに涙を見せたくなくて、私は部屋に戻った。


 部屋に戻った私の目に、あやめ姉さんと一緒に 写っている写真が飛び込んでくる。あやめ姉さんも、私も笑っている。何年か前の私の誕生日の時の写真。楽しかった思い出は、私の胸の中だけで光っている。
「思い出しちゃうから、もう寝ようかな…。」
私は、それだけをつぶやいて、布団にもぐり込んだ。


「かえで、どうして泣いてるの?」
 夢の中で、聞き覚えのある声が聞こえる…。私に話しかけてくれるのは誰…?
「かえで、私はここよ。」
その声で、私はあたりをキョロキョロ見渡してみた。
「ふふふっ。久しぶりね、かえで。」
私の目の前には、あやめ姉さんが立っていた。
「かえで、お誕生日おめでとう。」
あやめ姉さんは、それだけを言うと、私の前から消えた。
「あやめ姉さん…。」
あやめ姉さんが消えたのと同時に、私は目が覚めた。ベッドサイドには大神くんがいてくれた。


「かえでさん、うなされてましたけど、大丈夫ですか?」
 大神くんは、私のことを気にしてくれて、優しく髪をなでてくれた。
「ううん…。大丈夫よ。」
私は、心配をかけたくなくて、無理して笑って、写真立てを伏せた。
「俺じゃあ、頼りになりませんか?」
大神くんは、私を抱きしめてくれた。そして、
「お誕生日おめでとうございます。」
と言ってくれた。
「ありがとう…。大神くん…。」
私は、それだけをつぶやいて、大神くんを抱きしめた。


 あやめ姉さん…。姉さんが愛した帝都を…私が守るから…。だから、これからもずっと…私を…花組のみんなを…大神くんを…見守っててね…。10月21日に、あやめ姉さんの妹に生まれてこれて…私は幸せよ…。





+藤枝かえでの大帝国劇場業務日誌+-1076.gifあとがき+藤枝かえでの大帝国劇場業務日誌+-1079.gif

リハビリ小説です。

だいぶ過ぎちゃったけど、かえでさんお誕生日記念小説です+藤枝かえでの大帝国劇場業務日誌+-0450.gif

長い割に、内容が微妙です。

最後まで読んでくれてありがとうございました+藤枝かえでの大帝国劇場業務日誌+-0508.gif