
35歳で、35年間彼女のいない男性が親が子供の結婚相手を探す「代理見合い」で知り合った女性と出会い、初めて恋をするお話。
主人公の健太郎役の星野源は普段は普通にモテそうなのに、童貞でも違和感ないですよね。最近の若い俳優さんで「童貞感」で納得させられるのは彼ぐらいじゃなかろうか。
健太郎は役所勤めで、17時になるときっちり家(実家)に帰り、ゲーム三昧。もちろんもいない。誰ともコミュニケーションをとろうとしない彼だけど一本筋が通っている所があるのが素敵でした。
代理見合いで知り合った女性、奈穂子(夏帆)と初めて出会うシーンで、彼女の父親(大杉蓮)に出世欲がないことを罵られながらも、自分の思いを述べれる、健太郎はただのボンクラではないのです。

そして初めて恋をした健太郎と奈穂子とのやりとりが、ピュア過ぎて恥ずかしくなりまくりでした。私の「ピュア」はどこ行ったのでしょうか。。。。。。
初めて恋をした健太郎はどんどんダメになって、傷だらけになって、成長していくお話ですが、成長していくのは健太郎だけでなく、双方の親たちもそうなんだな、と思いました。親が子離れ出来てない健太郎の母役の森山良子がハマってました。
珍しい内容の話じゃないけど、表現の仕方が今までにない感じで面白かったです。
身も心もボロボロになる健太郎に滑稽ながらも感動しちゃいましたね~。夏帆もバリクソ可愛かったです。でもきっと「みんな!エスパーだよ!」の方が素なんだろうな、と勝手に思ったり。