牢屋に放り込まれたルカたち。


この後、どうなっていくのか・・・



牢屋:

スパーダ「おいっ!!ここから出せ!!・・・ちっ、何がどうなってんだよ!」


ルカ「そうだね・・・僕ら、何もやってないよね?」


エルマーナ「せやな・・・スパーダ、最近喧嘩でもせぇへんかったか?」


スパーダ「やってねぇよ。ずっとうちにいたぜ。」


エルマーナ「ほな、何でつかまった~ん?」


スパーダ「原因は俺しか追求しねぇのかよ!」


エルマーナ「だって、ルカ兄ちゃんはそんなことせぇへんもん。」


スパーダ「わかんねぇぞ?こいつだって実は何を考えてるか・・・」


エルマーナ「ないって。兄ちゃんにそんなことする勇気あらへんもん。」


スパーダ「それもそうだな。」


ルカ「・・・・」


王都レグヌム:


アンジュ「えっと、ルカ君の家は・・・あった、ここね。」


アルベール「彼が何か知っていればいいのですが・・・」


ルカ宅:


アンジュ「すいません、ミルダさんのお宅ですか?」


ルカ母「ええ、そうですけど、どちら様?」


アンジュ「ルカ君の友達で、アンジュ・セレーナと申します。こっちはアルベールです。」


アルベール「はじめまして、アルベール・グランディオーザです。」


ルカ父「アルベール・・・聞いたことがあるな。確かテノスの貴族じゃなかったか?」


アルベール「はい。私の名をご存知とは、光栄です。」


ルカ母「それで、今日はどうしていらしたの?」


アンジュ「はい。ルカ君を探しているんですが・・・」


ルカ母「あの子なら、スパーダ君と一緒に出かけましたよ?」


アンジュ「スパーダ君と・・・そうですか、ありがとうございます。それでは、失礼します。」


ルカ父「待ちたまえ。うちのルカに何のようだったんだ?」


アンジュ「実はですね・・・」


事情説明中・・・


アンジュ「・・・ということなんです。それで、ルカ君なら、何か知っているんじゃないかと。」


ルカ父「ふむ・・・うちのルカも、一枚噛んでそうだな・・・」


アルベール「ええ、ここまできて無関係ということもないでしょう。」


ルカ父「私のつてで、少し探ってみよう。君らは家の中で待っているといい。そのうち、ルカも帰ってくるかも知れんしな。」


アルベール「しかし・・・」


ルカ母「いいのよ、ゆっくりしていって。」


アンジュ「それじゃ、お言葉に甘えて。」


アルベール「ありがとうございます。」


ルカ父「それでは、行ってくるとしよう。二人とも、くつろいでいってくれたまえ。」


アンジュ、アルベール「はい!」


王都レグヌム:


ルカ父「さて、まずは・・・おい、そこのきみ。」


警備員「なんだね?・・・あ、あんたは!?」


ルカ父「ほぅ、あの時の。たしか、異能者をさがしてるんだったか。その節は世話になったな。」


警備員「どうも。・・・それで、今回は何を・・・」


ルカ父「今日、何か事件が起こらなかったか?」


警備員「えっとですね・・・特に・・・ちょっとしたこそ泥を捕まえただけです。」


ルカ父「こそ泥?それは、どういうやつかね?」


警備員「子供の三人組です。」


ルカ父「三人組・・・今どこにいる?」


警備員「牢屋に入ってます。」


ルカ父「案内しろ。」


警備員「しかし・・・」


ルカ父「案内しろといっている。」


警備員「・・・わかりました。」


牢屋:


スパーダ「なぁ、用は相談だが・・・」


ルカ「なに?なんかいやな予感がするけど・・・」


スパーダ「脱獄しようぜ!」


ルカ「やっぱり・・・そんなの無理だよ。僕たち、もう力もないんだし。」


エルマーナ「そうやで。うちもおなかへって、そんなに走れへんわ。」


スパーダ「俺が全部なぎ倒していきゃいいんだろ?」


ルカ「そんなことしたら、もっと罪が増えちゃうじゃないか。」


スパーダ「ちっ、わかったよ。おとなしくしてりゃいいんだろ?」


ルカ父「ルカ!こんなところでなにをやっている?」


ルカ「あ、父さん、なんでここに?」


ルカ父「こっちが聞いているんだ。」


ルカ「友達の手伝いをしていたら、急に警備員の人が・・・なにもやってないのに。」


ルカ父「そうなのか?」


スパーダ「ああ、本当におれたち、何もやってません。」


エルマーナ「うちも何もやってへん。」


ルカ父「・・・だそうだ。何かの間違いじゃないか?」


警備員「いえ、こいつら、地下にもぐって、物を運び込もうとしていたもので・・・」


エルマーナ「あ、もしかして、おっちゃんがいっとった、見張りってあんたのこと?」


ルカ「おっちゃんって・・・あの、エルが覚醒した時に倒した顔の怖い?」


エルマーナ「そうそう。旅の途中、おっちゃんに子供たち任せっとってんけど、途中でちょっとおらんくなる言うてな。それで、別の見張り頼んどいた、いうとったんやけど・・・あんたのことやったんか。」


警備員「それじゃ、君がエルマーナ・ラルモ?」


エルマーナ「せや。・・・なんや、おっちゃん、うちの顔まで伝えとらんかったんかいな。」


ルカ父「これで、解放してもらえるな?」


警備員「はい。すいません。君たちも悪かったね。」


ルカ「いえ、こうして疑いが晴れてよかったです。」


スパーダ「やっと、出られるぜ~」


ルカ宅:


ルカ「ただいま~」


ルカ母「ルカ、お帰り。みなさんも。」


アンジュ「あら、ルカ君。久しぶりね。」


アルベール「ほんと、久しぶりだね。」


ルカ「アンジュにアルベールさん。お久しぶりです。」


スパーダ「お、アンジュじゃねぇか。それに、アウベールだったか?」


エルマーナ「アンジュ姉ちゃん~うちらひどい目にあってたんやで~」


アンジュ「スパーダ君も久しぶり。あらあら、大変だったわね、エル。」


アルベール「覚えててくれて光栄だよ。久しぶりだね。」


アンジュ「それじゃ、帰ってきてすぐだけど、出発しましょうか?」


ルカ父「まぁ、待ちなさい。母さんがチーズスープを作っているところだ。それを飲んでからでも、遅くはあるまい?」


エルマーナ「うちは、賛成や~今のままじゃ、動きたくても動けへん。」


アルベール「そうだね、いただこうか。」


アンジュ「うん、そうしましょう!」


スパーダ「また太るぞ?」


アンジュ「何か言った?スパーダ君?」


スパーダ「い、いや、なにも・・・」


ルカ「ははは・・・チーズスープのいいにおいがする。こんな日がずっと続けばいいな。」



この後、ルカたちはチーズスープを飲んだ後、イリアのもとへと飛び立つ。


言うまでもなく、イリアに遅いことをものすごく責められたルカたち。


しかし、そこには、絶えず笑いがあった。


ルカが本当に願っていた結末がそこにはあった・・・




さあ、いかがだったでしょうか?


できれば、この小説、または以前の作品への感想をいただきたいです。


今後に役立てますので、どうぞよろしくお願いします!


また、小説のリクエストも随時募集中ですので、そちらのほうも、よろしく願いします。


では、また次の機会まで。