前回の続きです。


まだ第1部を見ていないという方は、ぜひ先にそちらをご覧になってください。


さて、ティアのブレスレットをめぐって3人が見せる行動とは!?



ジェイド「ふむ・・・なるほど。つまり、あなたが何の用があったかは知りませんけど、ルークの母親に会いに行った後にどこかで落としたと。しかし、そのあとは屋敷にしかいなかったのに屋敷の中にもないと。そういうことですね?」


ティア「まぁ・・・簡単にまとめるとそういうことになります。」


ジェイド「これは・・・もしや・・・」


ティア「大佐?もしかして、今の話で何かわかったんですか?」


ジェイド「いえ、なにも。」


ティア「・・・・・」


ジェイド「そんなに怒った顔しないでください。ですが、その状況なら、まず屋敷内の人物を疑うべきでしょう。」


ティア「あの時屋敷にいたのは・・・私とルーク、ガイにファブレ侯爵夫妻だけです。」


ジェイド「そうですか。それでは、一人ずつ問い詰めて・・・」


ティア「やめてください、大佐!ブレスレットを失くしたというのはまだ誰も知らないんです。特にルークに知られたら・・・」


ジェイド「知られたら・・・なんですか?私、嫌われちゃう!・・・ですか?」


ティア「そ、そんなわけないでしょ!からかわないでください!」


ジェイド「まぁまぁ、そう怒らずに。それにしても、ルークもガイも、何を探しているのか知らずに手伝っているのですか?」


ティア「ええ、見つけたらわかるものだと言ったら、あっさり協力してくれました。」


ジェイド「ガイはともかく、ルークに見つかってたらどうしたんですか?大体あの二人も相当なお人好し・・・」


ティア「大佐?」


ジェイド「すいません、ティア。急な用事を思い出しまして。それでは、失礼します。」


ティア「大佐!・・・もう、勝手なんだから。」


時同じくして、ルークたち。


アニス「・・・ふーん。だいたい分かったよ。ティアのブレスレットが屋敷の中に落ちてるのを見つけたんだけど、直接返すのはティアを傷つけるかもしれないから、そ~っと返そう!って思って自分の部屋に置いておいたら、いつの間にかなくなってたってわけね。」


ルーク「そうなんだよ。全然どこいったかわかりゃしねぇ。」


アニス「でも、ルークの部屋に入れるってことは、ルークのそれなりの関係者ってことだよねぇ?」


ルーク「ん?あぁ、そうなるな。」


アニス「簡単に入れて、かつ怪しまれないような人ってどれだけいる?」


ルーク「そうだな・・・俺の両親はどっちも俺が返事しないと入ってこねぇし、メイドたちはなおさらだ。入れるのはガイにティアにナタリアってところか。」


アニス「う~ん、三人とも怪しい・・・」


ルーク「何いってんだよ。ナタリアは今日屋敷には入ってきてないはずだ。それに、ガイやティアは一緒に探してたんだぞ?」


アニス「ふっふっふ、甘い、甘いよルークくん。もしかしたら、ガイがティアとルークの仲を引き裂こうとして・・・」


ルーク「なんだよ、俺とティアの仲って!それに、ガイはそんなことするやつじゃねえよ!」


アニス「恋は盲目と言いますからねえ。何があるかわかりませんよぉ?」


ルーク「だぁ~っもう!んなわけねーだろ!」


アニス「冗談だってばぁ~ルーク様ぁ!ちなみにそのブレスレットって、いくらぐらいしたんですか?」


ルーク「ん?そんなこと聞いてどうするんだ?・・・あんまり高くはねぇよ。そうだな、50万ガルド位だ。」


アニス「ご、50万!それのどこが安いんですか!めっちゃくちゃ高いじゃないですか!」


ルーク「そうか?もっと高いのなんていくらでもあるぞ。」


アニス「それじゃあ、アニスちゃんにも1個頂戴!」


ルーク「やらねえよ!」


アニス「ぶー!ルークのけちぃ!」


またまた時同じくしてガイたち。


ナタリア「・・・ということは、あなたは誰もいないルークの部屋に忍び込んで、ティアのブレスレットを壊し、そして、盗んできたというわけですね?」


ガイ「まぁ、ちょっと言い方に悪意がある気はするが、そんなところだ。」


ナタリア「なんてことを・・・それで、これをどうするつもりでしたの?」


ガイ「これぐらいの壊れ方なら、俺が直せると思ったんでね。そのために持ってきたんだ。」


ナタリア「直した後は、どうしますの?正直にルークに渡しますの?」


ガイ「そこなんだよな。なぜあのブレスレットをあいつが持ってたのか・・・」


ナタリア「そういえばそうですわね。ティアがいつも着けていたのに。」


ガイ「どうしてもそこがわからないから、どうしようか悩んでるんだ。でも、さっきの様子だと、二人がけんかをしているわけでもなさそうだしな。」


ナタリア「それでは、ルークに返しては、ルークが盗ったみたいになるではありませんか。」


ガイ「あぁ。だから、君に頼みがあるんだ。」


ナタリア「なんですの?」


ガイ「このブレスレットをこっそりティアに渡しといてくれないか?本人にもばれないように。」


ナタリア「?なぜ、ティアにもばれないようにしなければなりませんの?」


ガイ「ティアが自分で見つけないと・・・ティアは俺たちに探し物を頼む時も、『ブレスレットを探してくれ』とは一度も言わなかった。だから、多分ルークには知られたくないんだろうと思ってね。」


ナタリア「そうでしたか・・・そういうことなら、協力いたしますわ。」


ガイ「助かるよ、ナタリア。すぐ修理を終わらせるから、ちょっと待っててくれ。」



何となく事件の全貌が見えてきましたね。


さあ、ブレスレットは無事にティアのもとへもどるのか?


ジェイドはどこへいったのか?


第3部をお楽しみに。