とりあえず1回目投下
真夜中に書き溜めてるモノなので内容が酷かったらゴメンナサイ
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D0 AI を作る意義について

そもそも,なぜD-0をプレイするAIを作るのか.
その理由は今のところ二つ.

1.D0プレイヤー増加を目的にした手軽にD0を体験してもらうゲームの作成

2.D0 AIがどのくらいの強さまでいけるのかという純粋な好奇心

まず,1のほうについて.
既存の大手のTCGのほとんどはアナログのカードゲームだけではなく,デジタルなテレビゲームとしても同じルール・カードプールで売り出されている.
例えば,遊戯王,MtG,ポケモンカード,バトルスピリッツ,ライブオンなどがある.
なぜTCGがデジタルなゲームとしても存在しているかというと,TCGの欠点を嫌ってプレイしてもらえない人でもデジタルゲームならその欠点を補えるからであると考えられる.
TCGの欠点として,「遊ぶためには対戦相手が必要」,「カードプールをそろえる資金が必要」,「プレイヤーがルールを把握している必要がある」というものが挙げられる.
これらの問題はデジタルゲームなら容易に克服することができる.
デジタルならばCPUを対戦相手とすることができ一人でも楽しむことができるし,投資する資金も基本的には最初のゲーム購入代金だけである.また,ルールの処理はプログラムで行うため,プレイヤーがルールを完全に把握していなくても問題ない.
また,TCGによっては,無料もしくはスターターセットと同梱してデジタルゲームを提供しているものもある.
これの意図は,「商品に興味があるもしくは商品を買ってはみたが,詳しいルールはわからないし,近くに詳しい人もいない」というような人に,実際にチュートリアルのような感じでルールが自動で制御されるデジタルでプレイをしてもらい,基本ルールや基本的なプレイの感覚を身につけてもらうという意図のものであると考えられる.

ルールを身につけてもらう媒体はゲームの他に,
・既存のプレイヤーから直接教えてもらう
・ルールブック
・プレイ動画
などがある.
無論,一番良い方法は既存のプレイヤーの方から直接教えてもらうことであるのは言うまでもないが,マイナーなTCGになると近くにプレイヤーがいないという状況は当たり前のように起こりうる.
そのため,ルールブックやプレイ動画が必要となってくる.
また,ルールだけでなくプレイ感覚やゲームの楽しさまで体験してもらおうとすれば,ルールブックではもはや不十分となってくる.

実際に人に何かの楽しさを教えるためには実際にやらせてみることが大切である.
新潟県出身の大日本帝国海軍の軍人である山本五十六の言葉にこういうものがある.
「やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ」
これは,誰かに何かをさせるためにはココまでしてやらなければならないということを表している(と自分は解釈している).
ここで,「やってみせ 言って聞かせて」はTCGのプレイ動画で可能である.
初心者用のルール解説動画やプレイ動画でそのTCGを「やってみせ」,動画内の解説で「言って聞かせ」ることが可能である.
また,「言って聞かせ」るだけならば,音声ではなく文章という媒体となるが,ブログなどのネット上のTCG解説記事でもよさそうである.
ここでいう「させてみせ ほめてやる」というところこそがTCGのデジタルゲームが担うことができる部分であると考えられる.

D0公式ページには「ゼロからはじめるディメンション・ゼロ」というものがあり,エネルギーの支払い方などを実際に動かして体験できるが,体験できるものはその程度にとどまっており,D0のルール上で重要となる使用タイミングやスタックなどは理解することができない.そして,これらが実装されて更新されるという気配もない(悲しいことに).
また,実際にゲームを行うわけではないので,「ほめる」という報酬を与えることもできない.
「させてみせ」は実際にゲームをやらせることに相当するが,「ほめてやる」ということはプレイヤーに勝ちを与えることで「あなたは強い,あなたも勝てるD0の考え方が身に付いている」という自信をつけさせることに相当すると思われる.

ということで,D0の現状にCPU相手にデジタルでプレイできるゲームを導入することにより,実際にD0を体験してもらい,考えることの楽しさを提供したり勝つことで自信を付けてもらったりすることによりD0プレイヤーの人工増加が期待できると考えられる.

そして,そのゲームを作るためにはD0をプレイするAIが必要となってくる.

これが,
1.D0プレイヤー増加を目的にした手軽にD0を体験してもらうゲームの作成
のためにD0 AIが必要である具体的な理由である.