どんな世界でも、引き際って大事やし、難しい。
角界の重鎮「魁皇関」がとうとう引退する。
日本人離れした怪力を武器に、
責任ある大関の地位で相撲を取り続けたわけだ。
殊更に選手寿命の短い相撲界にとって、
24年間も長きに渡って戦い続けるのは、
身体にも心にも、どれだけの負担を強いてきたんやろ?
若い力士や外国人力士、
怪我とも闘い続け、
重ねた通算勝ち星1047勝。
不滅といわれた千代の富士の記録を更に越えた、大金字塔だ。
いつまでものさばって、
煙たがれることもなく、
皆に惜しまれて引退する魁皇関。
「気は優しくて力持ち」
日本人の好む気質やね。
「お疲れ様!」
魁皇関に贈るに、もっともふさわしい言葉やろ…