「もしもし、カラスですが?」
「あ、こちら、PNWともうします。」
「ハぁ・・・・???」
「いや、あの、つまりですね・・・Persons’ next to the Windows Co. Ltd.
と申しまして・・・」
「NPOの窓際族支援団体かなんかですか?」
「いえいえ、WindowsはPCの方のでして・・・」
「でしたら、ウチ、今年の夏、MECさんのValue setに
買い換えたばかりですので・・・」
「そ-おっしゃらずにお話だけでも・・・」
「いーですよ、どーせヒマだし・・」
「(え?ひま??)あのー、カラス様お買い求めの機種は
Windows 8.1デゴザイマショ?」
「ソーデスケド?」
「10.1にアップグレードなさるご予定は?」
「う~ん、予算的には、今ので手いっぱいだったと聞きましたけど・・・
それに友人に聞いても10.1はめんどくさい、反応が悪い、扱いが
いまいちようわからんと、評判がよくありません。
わざわざそんなもんに変える必要はないと友人たちも言っておりますし・・・
まー、チョットいじるとしても世間での評判が固まってからというんですか?
8.1ではまわりからやや後れを取っているぞ、といった時期になると思いますよ・・・」
で、お話とユーのは?」
「(やたらアイソがいーな??考え方しっかりしているのに・・・
こいつは、シクったかな?)
あ、さよーでしたね。
そこで、私どもの会社では、このたび、Windows 10.05なる機種を
開発いたしまして、演算処理は10.1並かわずかに劣る程度・・・
それでいて・・・」
「(ははぁ、やっぱりとゆーか、そーゆーこったかい)」
「キー操作、画面操作は、8.0あるいは、8.1並に誰でもなじみ深い、
扱いなれた感触・・・」
「や、それはまたサイコーぢゃありませんか!!」
「で、ございましょー
(あっぶねー、オレがノセられてどーすんだ?
でも、こいつただもんぢゃねーな、どーすっかなー、やめっか?・・・)
そこでですね、とりあえず、<トリセツ & 本体画像、
操作状況、アプリの内容添付いたしまして、実はこれ
Wndouws 10.1とも互換性があってとってもお得と思いますんですが、
まずは10万程・・・」
「は?」
「10万程・・・でございますね。」
「やっぱり狙いはそこかい!!」
「いえいえ、何のことでございやしょー。
金額を手前どものこれから申し上げるコーザバンゴー・・・」
「あー、ウッセ、ウッセ、それおもろいけど、何々詐欺って、ゆーの?」
「なにを、おっしゃるかと思えば、とんでもない、めーよ棄損でうったえますよ!!
クンセイ様!!」
「ヨォーシ、きたきたぁー!!やー、やっと尻尾を出してくれた。その手の詐欺なら、
オヤジがターゲットだと思てたんだ。」
「おやじ?するとあなたは?」
「おれ、チョーナンのカラアゲ!!。
あんた、会話の合間々々に・・・ジャンとかつけてたから横浜近辺の人だろ?
ま、無理もないやね、こっちの地方紙の新聞では、オヤジが3日前に
交通事故を起こして入院したことが載ってんだけど、全国版には
のらないよね。今おやじ動けなくてさ・・・」
「さよーでございましたか・・・
それでは、おとー様お大事になさってくださいませ。
では私は、この辺で失礼させていただきます・・・」
「あれ?もー、ショー品のクールダウンは7日以内だよとかやってくんないの?
どーせ、そのあいだに、どっかとんづらするんだろーけどさ・・・・
もしもーし、
このナンバーディスプレー、けーさつに送っておいても、逆恨みなしだよ。
もしもーーーーし・・・」
精神科医「お母さん、カラアゲ君、元気そーぢゃありませんか?!」
カラアゲの母(クンセイの妻)「はあ・・・」
精「いや、これは、無用なことを申し上げました・・・・・失礼・・・
何か、独り言の内容が変わった、とお母さまからご報告があって
伺ってみたのですが・・・
特殊詐欺にあいそーになった御父上を、電話で撃退したとゆーシーンを
やっておられるよーですね。
毎日ですか?」
母「えー、でも、先生には、あの子が何を話をしているかお分かりになるんですね?
私には、さっぱりで・・・
ですから、とても不安で、今日ご無理とはいったん考えましたん・・・」
精「いや、無理もありません。
私は、カラアゲ君の唇の動きを読んで判断しました。
・・・と、エラソーなことを申しますが、一人二役をしていることと、
一人芝居の中身は、前任者のPからだいたい聞いておりましたので・・・
ま、奴の受け売りです・・・」
母「先生とP先生の御関係は?・・・あのー、立ち入ったことを伺って失礼とは
存じますが・・・・」
精「いーえ、別に。ヤツはわたしの大学の2年後輩で、はるかに優秀な男でした。」
カラアゲ「先生・・・<でした>って・・・P先生が、もーこの世にいないヨウナ
言い方ですねぇ・・・。」
精「お!こいつはしまった!!でも、カラアゲ君も鋭いじゃないか!!
Pが言っていたけどカラアゲ君はそーとー切れる人だからやり込められるよ、
注意しないとこっちが劣等生扱いされるぞってね。」
カラアゲ「先生、そろそろ、もってまわったいいかた、おやめになったらいかがです?」
精「そーだねー・・・・、カラアゲ君、いつから始まったのかは知らないけれど、
いやなことには<ふたをする>といった、人間の<記憶障害>はとっくに
治っていたんだってねぇ。
それをPに見破られた。
ちょっと私も、調べさせてもらったけれど、今ここにおいでの君のお母さん・・・
あとから来た人なんだってねー。それで君は・・・」
母「やめてください、カラアゲには罪はないんです!!」
カラアゲ「先生はそーとー知っているようだね。」
精「そのつもりだけれど・・・」
カラアゲ「じゃ、さっき先生にお出ししたお茶に毒が入っていたことまで知っているの?」
精「あー知っているさ。だからこんなにピンピンしているだろ?とっくに捨てちまったさ。
それに、いつ私がPの後任者だといったかい?
(インカムに)みんな、聞いてたな、こちら、R!殺人未遂の現行犯だ。
合鍵は、玄関向かって右側の鉢植えの下にある。ふみこめ!!」
カラアゲ「だって・・・さっき、ぼくのこといろいろP先生から聞いたって・・・」
精神科医→R刑事「あー、いった。P先生はここの前任者といっただけで、私は
彼の後任といった覚えはない。
それから、本当に偶然だが、P先生と私は同じ大学出身なんだ。
同じ医局の出身とは言っていないよ。
さー、カラアゲ君、お母さんも、クンセイさんが邪魔になったいきさつ、
ショックになってしばらく廃人のようになってお母さんが大変苦労したお話。
カラアゲ君が、お父さんをある事情で疎ましく思って殺害したこと・・・」
カラアゲ「待ってくださいよ、刑事さん?でいーのかな??
いつだれがうちのオヤジを殺したですって??
ウチからオヤジがいなくなった後から捜索願が出てませんでしたか?」
Rk理事「ほほー、そいつはおもしろい!。P先生は、君の部屋の絨毯に、潜血反応陽性の
確認したことを警察に知らせに来ていたよ。
この血液型はわかっているからね、ドーシテそこにそーゆー血液が付着しているか
あとでカラアゲ君に説明してもらうよ。
それから、今まで精神に異常をきたしていたと思われていた君が、父親の捜索願が
出ているのを知っているのは、最近お母さんから、身内から犯罪者がいないように
見せかけるために家出人捜索願を出したとでも話を聞いたんぢゃないかな?。」
電話が鳴って・・・・② 了
前回と前半が同じ展開で後半が違う展開にならんかな?といった「ペテン」です。
まじめにおつきあいくださった方、申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました。
カラスのクンセイ 拝