上州・館林城、1679年
綱吉「家老、家老は居るか?」
家老「はは、おん前に・・・」
綱吉「やや、お主、8月27日の記事に登場した家老と別人ではないか、一体何奴?!別人28号か?」
家老「殿!お気を確かに!!つーじょー江戸上屋敷に一人と、殿が所用などでお出かけになられた
時など城の政務の代行を務める城代家老と、どんなに小さい藩でも家老は2人はいるもの
ですよ。
(この人徳川一族中ではキレ者というけどほんとなの?)」
綱吉「ぢゃ、どっちが城代家老でどっちが江戸詰家老なの?」
家老「それを決めるのは殿の大事なお仕事ではありませんか。
拙者も、8/27の者も、まだ御下命を承っておりません。
それに、殿が<江戸詰家老>という言葉を御存じであること自体、家老が・・・」
綱吉「あー、もーよい、もーよい、ワシの負けぢゃ!」
家老「あのー、拙者、殿と何かショーブをしておりましたでしょーか?」
綱吉「お主、イチイチ、理屈っぽい者よのー、疲れるわ。今日から<わる家老>とでも呼ぼうか・・・」
わる家老「ちょっ、ちょっ、カラスさん。発言する人物の表記を<家老からわる家老>にするのは
おやめ頂きたい!!!!
で、殿、残った、8/27の者でございますが・・・」
綱吉「きまってるであろうーが。<やす家老>ぢゃ。」
やす家老「カラスさん!そーゆーおふざけはいーですから。」
綱吉「おー、やす家老、ちょうど良いところへ!」
やす家老「殿。ちょうど良いところへ、などと仰せになっているゆーちょーな、お時間はもーあまり
ないのですよ。しっかりしていただかないと・・・
それとその呼び名、なんとかしていただけませぬか?」
綱吉「そーなのか。それでは、<生類憐みの令>でも出そうかの。なかなかいー案であろー。」
わる家老「殿、その御取り決めは8年後(1687年)にお出しになるもの。
拙者どもが申し上げていますのは、先ほど来の取り決めごとで、われら二人どちらを
城代家老と江戸番にするかでございます。」
綱吉「それは始めから決めてあるぞ。お主らも参勤交代するのぢゃ。勿論、路銀は出すゆえ。
あとあと、城代の方が格上じゃ、とかつまらん恨みごとにでもなり御家騒動など、事を
大きくされてもメンドーぢゃ、よいかな。
そのかわり、ふたりとも、お互い切磋琢磨して、お家のために尽くしてくれれば、元本は
ゆーに及ばず特に働き<大>であった時期には路銀を倍出そうぞ!」
やす家老・わる家老「だから、ゴシックにするのはやめていただきたい。
さすが、徳川家を代表するお知恵の持ち主。われらもありがたくお受けしましょーぞ。」
綱吉「今決めたばかりだから、だれか何かに書きとめておいてね。」
最後までお読みいただいた方(がおいでになりました?)ありがとうございました。
私の、綱吉さんに対して持っている、「キレ者+ボケ」が短い紙面でどれだけ表現できるかの
フィクションであります。
二人の家老:館林城主・綱吉青年の上様ごっこ② 了