全国の「大萱生」の皆さんごめんなさい、調子に乗って難読名:観音下、その他分解しました・・・ | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

12/23の「難読地名」シリーズの第2弾です。

◎「観音下」さんは、99%、字の名ですのでこちらからやりましょう。
 鉄道にお詳しい方ですと「あー」と声が出るほど、私鉄の中では難読中の難読、尾小屋鉄道(現・小松バス)の「かながそ」駅であります。
 でも、よっくみると、なるほどとニヤリ・・・コーユー時はアルファベットで書いてみましょー。

 コツは、
①つーじょー我々が、この字を、どーやって読んでいるか?
②そして、今残っている発音部分はどこか

というところからさがしてみる・・・というのが第一段階です。

①では「観音下」→KAN・NON・ヶ・SUSO(この地方では「下=したではなく、みんなの味方の観音様の<すそ>に駅ができたのだと思いますが、「裾」の字は難しいので「下」で代用と相成りました・・・(こーゆーところは憶測でいーべ)
また、以前にもご説明申し上げたことがあったかと思いましたが(2/27もみてね、<ケ>は<け>のカタカナではなく、<个:か、こ>という個数を数える単位の字がカタカナのケに似ているので、いつの間にか代役を任されてしまったというのです。

①の結論:KAN・NON・GA・SUSO
②上の①の中で、現在も発音されている部分はどこ?
 KAN・NON・GASUSO
 か・◇・が・◇・・・ここまできまりました。

 赤字以外の場所
を見ていても、下の◇に「な」と「そ」はむりやりでも入れられそうでしょ?
 では
 
N・NON・・・この4文字は、もちろん始めは、「かんのん」が・・・の発音の一部だったかと思われます。
 しかし「前の母音がAなので」いつしか→かんなん・・・→前後1文字ずつのNは脱落子音となりここまででKA・NA・(GA)になりました。
     
 さて最後SUSO・・・ストレートに始めから、始めの二文字が落ちてしまうと考えるのは虫がよすぎるでしょう。
 やはりここは一旦拗音化あるいは撥音便化したのでは?と思います・・・
                  
 日本語の「子音」は特例を除き、「母音ぬき」では成立しませんので、ここで、次第に「U」の発音が劣勢になっていくと、当然、直前の「SU」は丸ごと消えてしまうように聞えるか、次位「SO」の前にくるSのみ残った撥音便として形を変えます。
 →KANAGA・S(u)SO  または KANAGA・SSO・・・・実際の発音としては、かなが・<消音化しつつある過程>そ、またはかなが・っそ            

 で・・・最終的にKANAGASO・・・つごーよすぎますか?自分もそー思います。

◎次はですね~、土地名と人名半々くらいなので、「全国の大萱生」さん、間違っていたり、頭に来たらご指摘ください。
読みは「おおがゆ」または「おおがゆう」です。
手順は先ほど通り
①「OO・KAYA・(Y)U」からの始まりです。

②で、現在読まれている文字はと申しますと

  OOKAYA・U

 日本語の癖と申しますか、「ウラル・アルタイ語系」は二重母音が嫌いなのでしょうか?
 暗黙の了解のうちに、終盤の「AU」のくみあわせから「二重母音の前・A」がおちて

 結果→OO・KAY・U とめでたくおさまりました。
   
 でもはたして本当に、これ、一例だけで、全部の例を代表させてしまっていいのでしょうか?

 では、まずはこちらから・・・
 ◇雄勝鉄道→戦時統合で羽後鉄道・雄勝線となる(昭和18)→羽後交通と改称(昭和27)
         この路線、昭和48(1973)年に廃線になりましたが、元の雄勝鉄道時代の本社所在駅が、
    「西馬音内・にしもない」駅というチョイとした難読駅でした。
    さて、
    これを先ほどと同じやり方で分解するとしたら、
    ①NISI・(U)MA・ON・NAI
    ②NISI・MA・ON・NAI
    →ここでも、二重母音の前半が脱落しています。
   
 ◇念のため、もう一例、トリッキーな例をあげておきます。
   北海道、後志管内・余市町の例です。
  元々の名前は、「I・OT・I」(=それ(マムシ)が群生するもの(流域)」という意味だそうですが、アイヌ民族は二重母音を忌避するそうで、まず「Y」を  
  「I・Y・OT・I」となり、和人が入ってきて、「イヨチ→ヨイチ→余市」となったとされたとなっています。

  ーこれって、「二重母音がどーのこーの」の説明の因果関係と意味なくね?
  =イヤ、「ヨイチ」になったとき、「Y-OIーCHI」と二十母音の箇所がありこれな以前の明治期から現在まで変わっていません。
    とゆーことは「OI」と発音する二十母音の場合は、それほど嫌がられてはいないということでありましょーか??

◇そして、「神のみぞ知る」例を・・・
石川県寺井から鶴来(つるぎ)に至る能美鉄道(戦時統合で北陸鉄道・能美線になりました(この線区も昭和55(1980)年廃止されました)。
鶴来から四つ目の駅が「灯台笹・とだしの」という、地元の方以外は、逆立ちして、東京音頭を踊ろうが、何しようが、読めない難しい名前の駅がありました。

一帯は、古くから「灯台笹古墳群」といわれているほど、その道では名前が通っている文化遺産で、何世紀も前から、名前も変わっていませんし、この字を使用しているようです。

  私の「黒羽君成名義」の鉄道小話(2012-09-24)
能美線・本寺井駅駅前商店街街灯 ~ 旅先での思わぬ出会い(Ⅱ) http://www.tsuchibuta.com/hokkaido/kk/20120924/20120924.html  
に多少詳しく書いたつもりです。

  つまり
「灯台笹」は人々が何となく気づいたら、そこは「TO・U・DA・I・SHINO」という地名だったということであります。
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ここまでをまとめてみたいと思います。
難読地名の読み方
①つーじょー我々が、この字を、どーやって読んでいるか?
②そして、今残っている発音部分はどこか見当を付ける、あるいは知っている、特殊なよみかたがあれば使ってみる
③二十母音があって、「A+何か」の場合は前半の「A」が落ちる
              「O+何か」の時「O+I」変化なし・・・「余市」
                        「O+U」後半のUがおちる・・・正しい古代発音なので、現代に持ち込めるかどうか不明。
☆:あくまでも目安にしてください。
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では最後に広島県・福山ー塩町間の福塩線「万能倉・まなぐら」駅について
上の手順でやってみたいと思います。
①MAN・NOU・KURA
MAN・NOU・KURA

 ◆問題はN・NOUが「な」にばけるか?ということですが、、これは、はじめの、観音下の箇所で「KAN・NON・・・」でN・NON部が前の音の母音が「A」なら「な」になることは実証?されて??おりましたので、
ここはすなおに
まなぐら・・・とよみましょー
◆内陸部に「塩・海」の名前がつくところは「塩の道」るーとですので、遊びに行ってもおもろいかと思われます。
上記「塩町」その東方にある「備後三日市・・・山の物と海産物の交換があったと想像されます」
山形県・JR左沢線・羽前高松から出ていました三山線、途中「海味・かいしゅう」という駅がありましたが海産物集散地だと思います。
長野県・JR小海線、佐久海ノ口
滋賀県・JR北陸線、近江塩津
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▽本当に最後にです。
「難読駅街道をゆく(注:司馬遼太郎先生のパクリではありません)」
単位距離当たりで難読駅名がならんでいる線区は・・・
岡山県を走る赤穂線(57.4km)だと私は思います。
寒河(そうご)、日生(ひなせ)、伊部(いんべ)、香登(かがと)、邑久(おく)

難読駅の解釈は疲れますね。
皆様もお疲れさまでした。
毎回ヘリクツにつきあってくださいまして感謝申し上げます。