以前、水出し出汁を作っている(そんななかで起きた悲劇)について書いた。
ちなみに水だし出汁とは、昆布と鰹節、そして少々の塩を振って水を注いで6時間以上待つだけのお手軽出汁。上記のように手順は非常に簡単なのだが、なかなかいい味が出る。
今でも毎週水出し出汁(早口言葉で3回言ってみましょう)を作って、きちんきちんと味噌汁、和風だしあっさりスープ、南蛮漬けなど、よく料理に使用している。
だが、ある日、母親に「水につけ込むだけの出汁を使って料理をしている」と(ちょっと自慢げに)伝えると、こう言われた。
「あんたにぴったりなやつね」
ええ、そうです。
さすが生みの親、よく私のことをわかってらっしゃる。
ええ、たしかに……そうなんですけどね、何だかちょっとばかし複雑でした。