前回の記事を書いた後、スマホでスマートニュースを見ていて気になる内容があったのでチェックしてみると、まさしく私が指摘してきた事と似た内容の記事が載ってました。

 

「和田大樹」氏と言う国際政治学・安全保障論・国際テロリズム論等を専門分野にされている方が「bisSPA!フレッシュ」に寄せた記事の中で『ロシアが戦争に負けない理由。日本人が思うほどウクライナ問題で世界は反ロシアではない』と語っています。

 

3月末で退任したアメリカDSの強硬派「ビクトリア・ヌーランド」も公に語っていましたが、アメリカの思い通りの国家にならない「プーチン大統領」を含めたロシアが気に入らないようで、それに合わせて西側諸国も非難をし続けていましたが、ウクライナ侵攻に世界中が団結して経済制裁等を行ってはいません。

 

2023年3月に行われた国連総会においてウクライナ侵攻を非難する決議が採択されましたが、賛成141票・反対5票・棄権35票・意思を示さず12票と一見大多数を占めている感じには見えますが、賛成した141ヵ国中29ヵ国はウクライナに武器供与しているものの経済制裁までしている国は46ヵ国に留まっているのが現状です。

 

しかも、ASEAN(東南アジア諸国連合)で賛成しながらも経済制裁しているのはシンガポールのみで、親日国と言われているインドネシア・マレーシア・ベトナム・タイと言った国々は欧米と一線を引いています。

 

ロシアの安い原油やガス等の資源を今でも輸入している国は多く、輸出量がかえって増えてきているのでロシアの経済成長は日本を軽く上回っています。

 

政治と経済とは分けて考えているのか、ウクライナに侵攻した時の事情を正しく認識しているからなのかは分かりませんが、日本と世界の温度差は結構あるように思るのではないでしょうか。