コロナは幻を魔物に化した人災だという私の持論を述べてきました。今回もTwitterで述べてきたことのまとめです。

一度魔物になった幻は自ら力を増幅させます。

恐怖のあまりにあらゆる逸話が勝手に作られたり、魔物を利用し利益を得る人たちが出てくるからです。

今回も私の独創的な思考が展開されます。興味のない方は読まない方がいいです。

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日本の医師の診療手順、医療制度と諸外国の医療の違いを想像しながら考えてみましょう。

一部の方から賛同を得た、コロナはあらゆる血管病変を合併し、予測が立たないから怖いという魔物に増幅されるメカニズムを考察します。いつものように飯を食ったら糞になって出るという低レベルの話です。

初めに私がこれらの記事を見たときにこれは狂気だと感じました。そこから考えたことです。

1)コロナは原因不明のしもやけ様の病変を合併する。

さて新型コロナで肺炎を合併する方を想像してみます。慢性閉そく性肺疾患を合併している方を思い浮かびます。慢性閉そく性肺疾患といえばヘビースモーカーです。ヘビースモーカーの足先と言ったら、素直な医学生ならバージャー病を思い浮かべるでしょう。不思議でもなんでもありません。ヘビースモーカーだからバージャー病だったということです。

2)血栓で下肢を切断した俳優がいる。体のあらゆる部位に血栓ができることがある恐ろしい病気だという記事です。

エコノミー症候群という言葉を聞いたことがあるでしょう。入院して動けなくなった方は弾性ストッキングを履かされたり、足にポンプをつけられたり、ヘパリンの注射をされた方もいるかと思います。

そうです、動かないと静脈で血栓ができパンパンに腫れます。その血栓が肺に飛んだら肺梗塞で危険な状態になります。また高血圧、糖尿病、高脂血症等の成人病で動脈硬化が高度な方は下肢の血行不全が合併し下肢が壊死になったり、首の動脈から血栓が頭に飛んで脳梗塞になったりします。入院患者さんに、多い病態ですが、一部で大変な話題になっています。

3)コロナの子供は川崎病様の奇病が出現するから非常に危険だという注意喚起がでたときもこれは狂っていると感じました。川崎病というのは非常に多い疾患で、30年以上前でも知らなきゃ医学部を卒業できないくらい重要な疾患です。

川崎病の原因となる前駆症状のウィルスは沢山あります。そのなかの一つがコロナと考えるのが一般的です。初めに発熱や皮膚症状がでます。その後心臓の血管に袋ができて、その袋の中で血栓ができ、その血管に詰まるのです。つまり日本の小児科、皮膚科に受診すれば初期に発見され見逃されることはまずないと思います。治療法も確立されています。

しかし異常な恐怖を煽るような報道がされています。「新型コロナも普通の風邪の様に川崎病になることもあります」くらいの大人しい報道をして欲しいものです。

以上から私が何を感じたかについて述べたいと思います。

第一は知らないことは恐ろしいということです。言いすぎると失礼になるかもしれませんが、日本の末端の医師のレベルは諸外国に比べるとかなり高いと思います。

日本の研修医レベルでも、このようなことは話題にならなかったでしょう。

医学生が学徒動員のように駆り出されたり、感染症や呼吸器の専門で他の疾患を診ない医師が、予測できなかった病態に驚いているように感じる医師は沢山いると思います。珍しい、驚いた、恐怖を感じた医師たちはこぞってペーパーにします。それを見た他の医師は感化されます。それがマスコミによりそのまま記事にされ、読者、視聴者は恐怖を覚えます。

以前述べたように、ただの風邪でも知らなければ非常に怖い魔物に化けてしまいます。これが全世界に恐怖を増幅させるメカニズムだと思います。

では第二にコロナを利用して利益を得るという仮説です。新しいカテゴリーを作り、創薬なんかで利益を得ようとするものが出るということは容易に想像できます。しかし私が述べたいことは違います。

足先がしもやけ様になった。その後、足が腐って指先を切断することになった。しもやけの時点で、あなたはヘビースモーカーだからバージャー病です。腐るかもしれませんよと説明しなかったらということです。

同じように入院時に臥床することにより血管が詰まる可能性があるから抗凝固剤を投与しますね。というような説明、処置がなかったらどうでしょう。いきなり重症になったら、患者さんも医師もびっくりですね。

子供が皮膚炎、むくみ、発熱で受診したとしましょう。その後、冠動脈にトラブルが起きたら驚きますね。その子に、偶然コロナがでたらどうでしょう。普通は原因がなんのウィルスだなんてあまり論争になりませんが、見逃されても、新しいウィルスだからしょうがないという結果になるでしょう。

つまり例をあげた3つの疾患で利益を得る医療関係者、医療機関があるかもしれないということです。

そうであれば、積極的に恐怖を報道することにより、護身という利益を享受するのです。

このような事情があったら魔物はさらに強く変化するでしょう。

ギランバレーの発見が遅れて亡くなったり、後遺症が残ったら、ギランバレー病様の恐ろしい症状がでることがあると将来、さらに怖い病気にばけることになるかもしれません。

今日は、知らないことは怖い。その怖さは世界中に伝搬する。それをうまく利用する人がいるために、さらに恐怖は増幅されるということです。

こんなことを話すと頭がおかしいと思われたり迫害されるかもしれません。私はご存じの通り変わり者です。この考えを他人に伝搬するときはくれぐれも、自分の考えとして取り込めてからにすることを強く推奨します。

それができないと、魔物を作ってきた人たちと同類になります。

最後に新型コロナはまったく怖くない、毎年の冬のはやり風邪を報道してくれる専門家、テレビ局が現れることを強く羨望し、今回のお話をしめたいと思います。