退職したら思う存分釣りをするぞ!

先日、経営コンサルタントの大前研一さんの書籍にこんなことが書いてあった。

「退職したら思う存分釣りをするぞ!と言う人がいる。
 

ところが私の知る限りでは
退職して間もなくは確かに釣りに出かけるが
しばらくして釣りをしなくなってしまう人が多い。


それは、たくさん釣ってきても自慢する同僚がいない。
 

家に持ち帰っても「そんなに釣ってきてどうするの?」
「もう、臭くていやだわ」と奥さんから冷たい言葉を浴びる。
こうして、しだいに釣りに行かなくなってしまうのだ。」

 

釣りがたき

釣り敵がいてこそ

つまり、釣りを楽しむことにおいて

釣り仇をつくり、自慢しあったり、けなしあったり、また
20cmの魚を40cmに誇大表現することがいかに大切なことか
この話は物語っているような気がする。

実際、私の釣り仲間は、一番釣った奴が「俺をこれから師匠と呼べ!」などと偉そうに言う。
「なにおー」と思うが、そうむきになる自分が実に愉快だ。


なまじ、「まぐれですよー」なんて謙遜すると、うそつけ実力だと思ってんだろー
なんて突っ込みが入る。
 

しかし、こういう会話は実に愉快だ。
そう思いませんか?

「勝負!勝負!」釣りバカ日誌