もうすっかり稲穂が色づき稲刈りの季節になった。
田んぼの横を通るたび気になっていた事がある。
春に一斉に田植えされた田んぼの中で、きれいに維持されている所と草が伸び放題になっているところがある事だ。
兼業農家が多いので、田植えから草取り稲刈りまで農協に委託してる場合も多い。耕作機械もほとんどリースなので青年援農隊の皆さんについでに依頼するのだろう。
夏頃リアル真っ黒な男の子たちが草刈りをしているのを見た事がある。アフリカ系の技能実習生か?作業の後用水路で水浴びをしていたので、びっくりして見ていたら「こんにちは!」と挨拶してくれた。気のいい子達だ。
草刈りをする余裕がなかったのかな?と思っていたが、稲刈りの季節になって気が付いた。
そうか、生産調整だ!2割ほどの田んぼが草放置。
脱穀せず細かく粉砕して草を稲ごと刈り取っているのを見た。
後水を引き入れて放置、肥やしにするのだろう。
今日通りがかったら、おびただしい小鳥たちが田んぼにおりて米をついばんでいる。そうかー、これは大喜びだよね、米が大量に残されてるんだもの。
それにしても全国にしたらどれほどの米がこうやって廃棄されているのだろう、もったいないなー。
この頃米パンとか米麺とかよく見るようになったけど、将来の食糧危機に備えて、米の活用方法を研究してるのかな?
グルテンフリーのパンとかパスタを健康食品として欧米に輸出する構想もあるそうだけど、ぜひどんどん実用化して欲しい。