神回です。



 僕はよく本を読む。特にキングコング西野亮廣の本が好き。書いてることが頭いいなーって思、読んだらパワーをもらえるし、やってやろうって気持ちになる。
 
 だいたい一回読んで満足した本は、それっきりだけど、西野の本だけは違う。何回読んでも面白い。

 今回、新庄剛志の"わいたこら"を購入した。最近このブログでも新庄の話を何回か出していたこともあるし、新庄の生き方にすごく興味があったから。

 読んでみて、僕の中でこの本は、キングコング西野の「革命のファンファーレ」に並んだ。

 僕と新庄では、規模は全然違うけど、なんとなく考えていることとかが似ている。最近ブログに書いたようなこともこの本に書いてあって、正直びっくりした。

 中身に触れながら、僕の感じたことを書いていこうと思う。


 新庄剛志といえば、スーパースター。本人曰く稼いでいた頃は1年で7〜8億円の収入があったらしい。かなり華々しいイメージがあるが、実はどん底を味わっている。

 新庄は野球以外のことは、ほとんど何も出来なかったらしい。お金の知識に乏しいため、当時お金の管理は昔から付き合いがあり、実の親のように信頼できるAさんという方に任せていた。

 ところがある日、新庄の通帳にあるはずの20億円がなくなっていることが判明する。Aさんが使いこんでいた。

 新庄は当時のことをこう振り返っている。


 そりゃあ20億円なくなったら、さすがにへこむよね。いや、へこむどころじゃないな。桁が違いすぎて、イメージできないのだが、、、(笑)

 
 けど、少しずつ元気を取り戻した新庄は、この経験があって、人生が豊かになっていくことに気づく。


 20億円持ったままバリに移住したら、きっと楽しくなかったはず。

 ほしいものが簡単に手に入ってしまうのは、あんまり楽しくない。お金がまったくないのも辛いけど、ありすぎてもつまらない。

 この部分は正直めちゃくちゃ共感した。何回も言うけど、僕は新庄と比べるほどの大金を持ったわけじゃない。

 ただ小さい頃から、いわゆる貧乏みたいな生活はしたことがなく、欲しいものはそれなりに買ってきた。大人になってからも、色んなものがなんとなく手に入ってしまった。



 今、僕も前みたいにお金があるわけじゃないけど、限られたお金の中で、やりくりするのが楽しい。そして、本当に大好きな人たちとたまにする贅沢がめちゃくちゃ幸せに感じる。これは見栄を張っているわけじゃなくて、大真面目に思う。

 
 新庄といえば、破天荒で有名。敬遠球を打ってサヨナラヒットにしたり、オールスターゲームでホームスチームをしたり、札幌ドームの天井からワイヤーを使って登場したり。

 そういうところも僕は似てると思っている。人を笑わせたりするのが好きだし、けっこう破天荒なことをやるのが好き。

 学生時代は特に色々やったと思う。そういえば大人になってからは、なにかとセーブするようになってしまった。普通が求められるからね。正直そういうのにもうんざりしていた。環境を大きく変える必要があると思っていた。
 
 利益目的ではなく人の役に立ちたいって思ったし、上司にムカついていたっていうのもあるし。それで退職を決意する。色んな人にもったいないって止められた。僕は何がもったいないのか理解出来なかった。むしろ、自分の可能性を広げないことの方がもったいないよ?って思っていた。(その結果、僕は試験に落ちたけど、後悔はしてません。来年に向けてちゃんと動いてます)

 ちなみに仲のいい人たちは、今でも付き合いがあって、よく飲みに誘ってもらえる。本当にありがたい。


 勝負どころでは、自分の気持ちを大切にしてほしい。成功できるかどうかわからなくても、自分が一番本気になれる場所でチャレンジしてほしい。

 けっこうこの部分も僕の考えに近くて、すんなり読めた。
「あ〜、自分の選択って間違ってなかったんだ」って思えた。

 あのね、チャレンジする時ってめちゃくちゃ勇気がいるわけ。リスクが伴うことは、誰でもやりたくないと思うはず。

 新庄は5年12億円の日本球団のオファーを全部蹴って、メジャーに挑戦する。年俸は1年2200万円(本人は2億2200万円と勘違いしていたとこのこと。笑)

 新庄はイチローと同じ年にメジャーに行った。怖かったらしい。当時、野手では誰もメジャーで活躍してなかったから。

 けど、飛び込んでいった。苦労もしたけど、メジャーでも活躍した。海を渡るときは「日本の恥」と言われたそうだ。結果的に新庄はそんな人たちを見返した。

めちゃくちゃかっこいいと思わないかい?

 僕は自分の人生を綺麗事で終わらせたくない。いくら良いこと言っても結果がないとダメなことぐらいは、さすがに分かっている。だから結果が出るまで僕は歩みを止めない。

 僕の人生を楽しくて、価値があるものにするためにも。