未唯mieさんのライブから一週間経った。

あまりに思うことがありすぎて。
あまりに手応えがありすぎて。

あまりに全部だしきってしまって。
はたして、どんな感想を書いていいんやら、なんて思っている間に、時間が経ってしまった。

未唯mie(vo) 仙波清彦(ds,per)久米大作(key) 村上"PONTA"秀一(ds)
バカボン鈴木(bs)白井良明(gt)高橋香織(Vn)葛岡ミチ、渡部沙智子(cho)
大西英雄(ds) チェ・ジェチョル(chango) 石川雅康、村瀬"Chang-woo"弘晶、Izumi (Djembe) 、
山田智之、澤田聡(per)、 MA*TO、小林武文(tabla) 望月正浩、望月秀幸(小鼓)、

梅屋巴(大鼓)、美鵬直三朗(太鼓)


見て分かるように。
ゴージャスでスペシャルなミュージシャンばかし。

ドラマーという大黒柱のポジションで、この状況を無事乗り越えたら、何か自分の中で変わりそうなくらい、その緊張感は凄まじい。

しかし、実際にライブが始まってしまえば。
その緊張感は、えもしれぬ興奮へと打って変わる。
メラメラとした闘志と超冷静な判断、両方必要とする巨大な挑戦は、今まで味わったことのない高次元なものだったが。そこは、楽しさに包まれていた。

夢心地なまま、身も心も全てのものを出し尽くして、ライブは無事終了した。

実際に私が大黒柱になれていたかどうかは、分からぬが。
あのピンクレディーのミイさんが、私のドラムフィルインをきっかけに歌いだす。
こんな経験、なかなかできやしない。

さらに。
ドラマーである私にとって、特別であったのは、言わずもがな。
ポンタさんとのツインドラム。

ハタチくらいから、ずーっとライブ見に行ったりCD聞いてたりしてた憧れのドラマーが、すぐ横で叩いてる訳だ。
ポンタさんのドラムが好きすぎて、のまれそうになるが。
それじゃダメだ。

自分のドラムを信じ、ぶつかっていく覚悟で、ポンタさんに挑んだ。

その覚悟を汲んでか、ポンタさんは何一つ文句言わず、私に好き勝手ドラムを叩かしてくれた。

「どこからでもかかってきな!お前の手のうち、全部見せてみろ!」
そんなサムライ的心意気。
そして、私を妙に信頼してくれてる事に対する緊張感。

私は。
ポンタさんとバカボンさんに狭まれた中で、無我夢中でドラムを叩ききったが。
でも、そこにあったのは、殺伐とした緊張感ではなく。
想像を超える気持ち良さであった。
次元の違う楽しさを知ってしまった。

この日のライブは。
今までの私のドラム人生の中でも、特別な日になるだろう。
この経験は、私の今後の人生をゴロっと変えそうなくらい強力だった。

ただし。
この快感を一度きりで終わらせたくはない。
このライブは。
フィニッシュじゃなく、始まりだ!

険しく、壮大で、深遠な、新たなケモノ道へ。
これからも、ガツンガツンに立ち向かっていく所存。

イクゼ


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