今日で地蔵会の全ての行事は終了いたしました。

施主さま方にはおつとめありがとうございます!

またどうぞよろしくお願いいたします。

 

お祭りの時はやはりお供えが立派です。

 

祥鈴庵圓珠です。

 

地蔵会では毎回グラウンディングだの施餓鬼だの

おつとめやってくださいねだのと

お伝えしているわけですけども。

 

まあ、なんていうのか、地味(笑)

2ヶ月に一度の弁天さまのご祈願に比べると、

華やかさという点ではかなり控えめ。

 

弁天さまのご祈願はなんだか最近すごいキラッキラしてますので

さらになんだか地味ではあります。

 

当たり前のことというのは、

日常と非日常でいうと日常

ハレとケでいうとケ

基礎と応用でいうと基礎

コツコツとワクワクでいうとコツコツ

訓練と本番でいうと訓練

みたいなことです。

 

人生の時間で記憶に残る時というのは

何か特別なことが起こったとき。

 

でも、ほとんどの時間はそれ以外の普通のことで

占められているはずなのですが、

そっちはあまり覚えていないものです。

 

特別なことというのは強い刺激なので

印象に強く残りますし強い情動を引き起こします。

 

ですが、人間は実はそういう強い刺激に長い時間

耐えられるほど強くはありません。

 

毎日がお祭りや発表会や記念日で埋め尽くされていて、

何十年もそれが途切れずに続くとしたら

それに耐えられるかどうか考えてみると想像がつくと思います。

 

人が幸せになろうと思ったら

圧倒的に長い、普通の時間を過ごしている時を

幸せと感じられるようになることが早道です。

 

顔を洗ったり

通勤通学のために歩いたり電車に乗ったり

友達や同僚と会話したり

仕事したり勉強したり

ランチをするいつもの店に行ったり

音楽や動画を鑑賞したり

ペットや子どもと遊んだり面倒を見たり

ご飯を作ったり掃除をしたり

洗濯物を干したり畳んだり。

 

そういう普通のことをしている時は

自分が思っている以上に自動的にそれを行っていて

半ば無意識だったりします。

 

こういうことをするときにいつもウキウキワクワク、

ドキドキときめいてる必要はありませんが、

なんとなくプラスポジティブな状態ではあった方が

ちょっと楽しいのは確か。

 

毎日の普通のことを行う時に

それをほんの少し意識に上げると

自動的な反応ではなくて

自分がそれを行っている、ということに気づきます。

 

そういう日常のささやかなことでも、

自分がそれを行うためには

健康で体が動いて、五感が働いて判断がよくできて

そのことができる場所や時や関係性がある

状況がうまく巡ってスムーズにことが運ぶ

そういう条件が揃っていてはじめて

現在の状態が表れているということ。

 

縁起が整う状態を「仕合わせ」といいますが

それはこういう状態のこと。

 

この状態に気づく視点が得られると

感謝のタネが蓄積されていきます。

 

以前、感謝は訓練が必要な大人の能力、と書きましたけど。

 

 

当たり前のことを当たり前にやることが

感謝のタネを日々ためていくことにつながっています。

 

そのタネが感謝として芽吹くために必要なのは

日常とは少し違った視点で自分の心や考えを振り返って

見つめ直す時間を作ること。

 

仏壇や神棚に日々手を合わせるというのは

そういうことに気づく時間を作っている

ということでもあって

だから昔の人は

朝1番にお水やお茶やお供えを

差し上げて祝詞やお経をお唱えする

ということをしていました。

 

忙しい時間だからこそ、1日の一番最初の時間を

それにあてました。

 

日々変わらず過ごせる仕合わせに気づいて

感謝できることが幸せ。

 

一見地味ですが、これが基盤にあるからこそ

一瞬の輝きのような非日常の喜びも

さらに輝くというものです。

 

 

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毎月24日はお地蔵さまのご縁日。

この日に法要を営み、

 

生きとし生けるあらゆるものへの祝福

この世界にあるあらゆる諸霊へのご供養

全ての大地から生まれるあらゆるものへの感謝

 

をお祈りいたします。

お地蔵さまへのお願い受け付けてます。

締め切りは8月20日です。

 

宗派宗教にかかわらずお申し込みいただけます。


お問い合わせ、お申し込みは下記アドレスまで。

enshu0615*gmail.com (*を@に置き換えてください)

 

折り返し申し込み要項をお送りします。

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