新品のスロージェットをキャブレターに組み込んで車体にキャブを取り付け。バッテリーも取り付けてエンジン始動チャレンジ。

 

ガソリンタンクは腐ったガソリンが入っていて、清掃+錆取り+コーティングの予定なので、使用できない。工事用の点滴も持っていない。タンクからキャブへのガソリンホースが固くなってタンクがなくても直立しているのを利用して、100均の注射器でホースにガソリンを注入する作戦。

 

 

さあ、かけるぞー!って、メインキーをオンにしてみてもインジケーター類は無反応。エンジンがかからないとインジケーターって点かないんだったかなあ?

 

 

ニュートラルランプぐらい点いても良さそうだけどなあ?と思いながらとりあえずキックを蹴ってみる。圧縮はあるし、まあまあかかりそうな雰囲気はあるが、かからない。

 

プラグを外して、火が飛んでいるかどうかをチェック。全く飛んでない。電装系のトラブルであれば手こずりそうだなとちょっとブルーになる。

 

メインキーを何回かオンにしたりオフにしたりしているうちに、サイドスタンドの警告灯が点くようになった。メインキーの接触が悪く、メインキーが通常のONの位置の少し手前の微妙な位置で主電源が入ることが分かった。でもそれならニュートラルランプも点いて良いはず。

 

 

仲良くしているバイク屋さんに電話で「この手のバイクのエンジンってかからなければニュートラルランプって点かないんだっけ?」と尋ねたところ、「点くはずだよ」との回答。

 

ドライブスプロケットは手で回るので、ニュートラルに入っているはずなのに、ニュートラルランプが点かないということは、何らかの不具合が発生していると思われる。

 

そこでバイク屋さんに「もしかしてニュートラルランプが点かなければ、プラグの火は飛ばないの?」と尋ねたところ、「その通り。でもサイドスタンドを上げれば、火は飛ぶよ」と親切に教えてくれた。

 

サイドスタンドを上げてキックを蹴ったところ、チョークを引いたらエンジンはかかった。「よっしゃ、きたー」と小躍り。

 

でもそのままアクセルを開けたら、エンジンはストップ、再度チョークを引いてエンジンをかけた後で、チョークを戻してアクセルを開けても回転数は上がらず、エンジンはストップ。

 

更にキャブのフロート室と本体の継ぎ目からガソリンが漏れてるのを発見。

 

20年以上前のバイクを10年以上ぶりにエンジンをかけるのは、やっぱりすんなりとはいかないなあ。

 

<了>