手書きPOPって、他の販促物と連動させると効果が飛躍する、
そんなコトがよくあります。
手書き販促物の会員さんでも、以前こんなコトがありました。
手書きPOPに店頭ボード、そして売場を連動させて昨年対比売上120%を達成された会員さんがいらっしゃいます。
関東で和菓子店を営まれる方です。
その店主Iさんから、以前いただいたメールをご紹介いたしますね。
(前略)
先週、臼井さんから提案をいただ件、すぐに実行いたしました。
結果を報告いたします。
まだ、4日しか経過していないですが
20%位は(前年比)でのびています。
商品は、くず桜という冷やして食べる和菓子です。
POPをたくさん貼って目立つので
まずお客様から、くず桜ってどれという質問が増えました。
冷やして食べていただくと、すごくさっぱりして、
のどごしがすごくいいですよ。
なんて説明するとほとんどの方が買っていかれます。
そして、次回来店の時に、
この前のくず桜すごくさっぱりしておいしかったから
またちょうだい。というお客様が増えました。
これは、ちょと売れている商品だったら
なんでも使えるようなかんじです。
これを例にとると、
今までは売る側の立場でしか思考回路がないのかなと思い。
少しでも買う側の立場の思考回路が働けば
アイディアは無数にでてくるのかなと実感しました。
すごい、提案ありがとうございます。
こちらは、来週13日からお盆なので、
おはぎをたくさん販売するための販促を考え中です。
まずは先日の提案にそって
陳列スペース、店前看板、POPを実行してみます。
(後略)
■4つの販促物の連動で売上アップ
会員Iさんが具体的に行われたことは、いったい何なのか?
順を追って、お伝えしていきますね。
まず、Iさんに行っていただいたこと、
1、「自店の売れ筋商品のピックアップ」
「この時期、売れている商品は何なのか?」
過去の実績の数字から調べていただきました。
POINTなんですけどね、できれば「数字から」商品をピックアップするコトが重要です。
「コレが売れているよな」と感覚に頼りがちになりますが、感覚よりも実際の数字。
システムとか入っていないと、中々大変かもしれないですけど、できれば数字から拾ってみましょう。
数字は嘘をつきませんからね。
次に、
2、「売場への反映」
1で選び出した商品の売場に手を加えていきます。
手を加える、と言っても難しいことを行うのでなくて、「売る売場」に作り替えるのです。
・陳列はどうするのか?
・フェイスは、どれくらいとる?
・目立つ位置は? などなど
お客さんがお店に入ったときに、「このお店の今のおススメはコレ!」ということが、視覚的に分かる売場づくりです。
お客さんがお店に入ったときに、「このお店の今のおススメはコレ!」ということが、視覚的に分かる売場づくりです。
3.「POPの差別化」
売場づくりには、当然手書きPOPが欠かせません。
・大きさは?
・書く内容は?
・設置する場所は?
先程の売場づくりのように、お客さんが手書きPOPを見ただけで、
「この商品がおススメ!」
ということが分かるようにする、
ということが分かるようにする、
ココがPOINTです。
4.「他の販促ツールとの連動」
1.でピックアップした商品をPOPだけでなく、他の販促ツールでもPRしていきます。
もしも、お店に、POPの他に活用されている販促ツールがあれば、、、
店前看板やのぼり、店内配布チラシ・・・これら販促ツールとの連動を意識します。
仮に、他にツールがなかったとしても、例えば、
・お店の入口付近に手書きのチラシを貼ってみる
・お店の入口付近に手書きのチラシを貼ってみる
・お客様の座る椅子の近くに、チラシを置く。
などのように、POPだけでなく、デキる限り多くのツールとの連動を考えます。
5.「接客アプローチ」
そして最後に大切なポイントとして、実際にお客様と接触する場面での商品訴求を行います。
Iさんからのメールを参照していただくと、より具体的に理解できると思うんです。
これを行うのと行わないのとでは、次回へのリピートに大きく影響してきます。
・・・以上のように、売り込みたい重点商品を選定し、
「売場」×「手書きPOP」×「販促ツール」×「接客」
を連動させていきます。
POPだけ、チラシだけといった単体の販促活動をされている
お店は多くあると思うんです。
だけど、デキる限り多くの切り口から商品やサービスを訴求する。
このように徹底することで、ただ単に「売り込み」だけだった訴求が、
「お店からのオススメメッセージ」へと変わるんですね。
「お店からのオススメメッセージ」へと変わるんですね。
どんな商品やサービスでも比較的実践しやすいので、
「売場」×「手書きPOP」×「販促ツール」×「接客」
なにか使えそうなところがあれば、ぜひトライされてみてくださいね。