「売場」×「手書きPOP」×「販促ツール」×「接客」を連動させてみる | 小さなお店のアナログ販促・集客法

小さなお店のアナログ販促・集客法

ネットが苦手な人でも30日以内に5~50%売上を上げるをお伝えしています

手書きPOPって、他の販促物と連動させると効果が飛躍する、
そんなコトがよくあります。

手書き販促物の会員さんでも、以前こんなコトがありました。

手書きPOPに店頭ボード、そして売場を連動させて昨年対比売上120%を達成された会員さんがいらっしゃいます。

関東で和菓子店を営まれる方です。
その店主Iさんから、以前いただいたメールをご紹介いたしますね。


(前略)

先週、臼井さんから提案をいただ件、すぐに実行いたしました。
 
結果を報告いたします。

まだ、4日しか経過していないですが
20%位は(前年比)でのびています。

商品は、くず桜という冷やして食べる和菓子です。


POPをたくさん貼って目立つので
まずお客様から、くず桜ってどれという質問が増えました。

冷やして食べていただくと、すごくさっぱりして、
のどごしがすごくいいですよ。
なんて説明するとほとんどの方が買っていかれます。

そして、次回来店の時に、
この前のくず桜すごくさっぱりしておいしかったから
またちょうだい。というお客様が増えました。

 
これは、ちょと売れている商品だったら
なんでも使えるようなかんじです。


これを例にとると、
今までは売る側の立場でしか思考回路がないのかなと思い。

少しでも買う側の立場の思考回路が働けば
アイディアは無数にでてくるのかなと実感しました。

すごい、提案ありがとうございます。


こちらは、来週13日からお盆なので、
おはぎをたくさん販売するための販促を考え中です。

まずは先日の提案にそって
陳列スペース、店前看板、POPを実行してみます。

(後略)



■4つの販促物の連動で売上アップ


会員Iさんが具体的に行われたことは、いったい何なのか?
順を追って、お伝えしていきますね。


あぁ、海行きたい、、、(笑)もう今年はイケないかな!?



まず、Iさんに行っていただいたこと、

1、「自店の売れ筋商品のピックアップ」

「この時期、売れている商品は何なのか?」
過去の実績の数字から調べていただきました。

POINTなんですけどね、できれば「数字から」商品をピックアップするコトが重要です。

「コレが売れているよな」と感覚に頼りがちになりますが、感覚よりも実際の数字。
システムとか入っていないと、中々大変かもしれないですけど、できれば数字から拾ってみましょう。
数字は嘘をつきませんからね。


次に、

2、「売場への反映」

1で選び出した商品の売場に手を加えていきます。
手を加える、と言っても難しいことを行うのでなくて、「売る売場」に作り替えるのです。

・陳列はどうするのか?
・フェイスは、どれくらいとる?
・目立つ位置は? などなど

お客さんがお店に入ったときに、「このお店の今のおススメはコレ!」ということが、視覚的に分かる売場づくりです。


3.「POPの差別化」

売場づくりには、当然手書きPOPが欠かせません。

・大きさは?
・書く内容は?
・設置する場所は?

先程の売場づくりのように、お客さんが手書きPOPを見ただけで、
「この商品がおススメ!」
ということが分かるようにする、

ココがPOINTです。


4.「他の販促ツールとの連動」

1.でピックアップした商品をPOPだけでなく、他の販促ツールでもPRしていきます。

もしも、お店に、POPの他に活用されている販促ツールがあれば、、、
店前看板やのぼり、店内配布チラシ・・・これら販促ツールとの連動を意識します。

仮に、他にツールがなかったとしても、例えば、

・お店の入口付近に手書きのチラシを貼ってみる

・お客様の座る椅子の近くに、チラシを置く。
などのように、POPだけでなく、デキる限り多くのツールとの連動を考えます。


5.「接客アプローチ」

そして最後に大切なポイントとして、実際にお客様と接触する場面での商品訴求を行います。
Iさんからのメールを参照していただくと、より具体的に理解できると思うんです。

これを行うのと行わないのとでは、次回へのリピートに大きく影響してきます。


・・・以上のように、売り込みたい重点商品を選定し、

「売場」×「手書きPOP」×「販促ツール」×「接客」
を連動させていきます。


POPだけ、チラシだけといった単体の販促活動をされている
お店は多くあると思うんです。

だけど、デキる限り多くの切り口から商品やサービスを訴求する。

このように徹底することで、ただ単に「売り込み」だけだった訴求が、
「お店からのオススメメッセージ」へと変わるんですね。


どんな商品やサービスでも比較的実践しやすいので、
「売場」×「手書きPOP」×「販促ツール」×「接客」
なにか使えそうなところがあれば、ぜひトライされてみてくださいね。