ペルージャの高台には1212年に建てられた教会があります。
Museo Atelier Giuditta Brozzetti
手織物の美術館でもあり工房でもあります。
現在4代目のオーナー、マルタさんは伝統を継承しようと情熱を持って働いているお方です。
自ら織物職人に弟子入りして技術を身につけ曾お婆さまがちょうど100年前の1921年に開いた工房を閉鎖の危機から救いました。
15世紀のルネサンス時代の著名な絵画にも描かれているペルージャ産のジャガード織物は、画家たち(ジョット、レオナルド ダ ヴィンチ、ピィントリッキオ)が当時普段の生活でこれらを目にしていたということです。
ここに来たのは3回目ですが、今回はフランス人のアシスタントの方がいて色々お話を聞かせてくれました。
ペルージャには旅行に来て偶然会ったイタリア人と恋に落ちて一緒に住むようになって、ここで働くようになったのは仕事を探していてここを偶然紹介してもらったの。全て偶然が重なってここに来たと仰っていました。
1m60cmある織り機では縦糸を1800通して、一日中横糸を通す作業をしても織れるのは50cmほど、大量生産できません。
織る行為は私にとって瞑想みたいなもの、と言っていました。
冬は寒さが厳しそうな場所。でも最高に美しい工房です!
1750年の織り機はまだ動きます。足も同時に動かして柄を作れます。
ラテン語が織られてます!
2匹いるワンちゃんは人懐っこく寄ってきます。
ピントリッキオの絵画に描かれているペルージャ織物。
私たちのお店でもこちらで作られたしおりなどをお買い求めいただけます。
昨日お店に来たお客さんは、バカンスでこのアトリエに行ってきたということを私たちに伝えにいらっしゃいましたよ。
この場所を知れて感謝していると言われて、私たちも嬉しかったです!