ブルーノ先生のスタージュ2日目はアングレーズ体の大文字の説明でした。
この日ビックリしたのはクルミインクにメープルシロップを混ぜたことです。これは線をより長く書くためです。普通はゴムアラビックを混ぜますがメープルシロップの方がより安価だからという理由です。
私は大文字にアラベスクを付けたバリエーションが自然かどうかの確認をチェックしてもらいました。
ブルーノ先生はカリグラフィーを1996年からトゥールーズのカリグラフィースクールで習い初めてもう25年だそうです。(今はもうこのスクールはありません。現在フランスで活躍しているカリグラファーはほとんどこのスクール出身です)
ブルーノ先生によるブレのないアラベスク。ここまで書けるようになるにはひたすら練習しかないとのこと。
ブルーノ先生のペン先コレクションを見せてもらいました。昔のペン先がやっぱりしなやかで丈夫で素晴らしいと仰ってました。
日本のペン先、Nikko, Tachikawa, Zebra, Zebra のチタンを試してもらいました。
この中ではTachikawaが1番柔らかいのでこれが1番線が伸びるねとお気に入りになった様子。
このレッスンを受けるのにお道具をMélodies Graphiques で買ってくださったお客さんが何人かいらっしゃいました。
お勧めしているBagnol&Farjonのアンティークのペン先を買っていただいたんですが、ブルーノ先生はこのペン先を絶賛してくださいました。
その後皆さんが「Hitomi, ペン先を買いたいんだけど」と私の所にくるので持ってた分だけお売りしました。
フランス人に混ざって私1人日本人でしたが皆さん優しくて面白くて、カリグラフィーのお話をするのが本当に楽しかった2日間。
またお会いできる機会がありますように!