「陰謀論」と呼ばれていたことが国民の目をくらましながら次々と具現化されてしまっているが、とくに疑いも持たず「世界の支配層による陰謀などあるわけがない」という「願望論」から逃れられない人が多勢のようだ。もしそういう会話となりこちらが変な奴と思われるのはともかく、根となる人間関係までは壊したくはない。自分は若くないし子供もいないからいいが、多くの子供らの今後を考えるとこの異常な社会の流れに異を唱えるべく何らかの活動もしたいのだが、貯金もないしまだまだ仕事を続けないと食えないしなあ、、。

どんなに分断されようが、思想の絡まない音楽であるなら「共通言語」には変わらない。

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スタジオやステージ仕事などの雇われ譜面仕事はそれぞれコンセプトが異なり極度にマニアック。不器用で頭が悪いせいなのか、そもそも向いてなかったのか、このところ身も心もすり減り、ふと気が付けば久々に電子楽器の世界へ戻ってしまった。でも遊んでばかりいるわけではないよ。

 

◆Roland V-Accordion(FR3b)

アコーディオンを模した電子楽器、リード振動の特性は全く再現できていないが、その代わりか打鍵ノイズ音が出せる。フリーベース機能もあり、単純練習などには便利だがただそれだけ。

アコーディオン以外の楽器の音色は冗談レベルで、プリセットシンセとしては蛇腹表現のほか何のとりえもない。当時40万円弱だったか、「ぼったくりだな」と思いながら注文した記憶がある(怒)。

最新のモデルでは色々改善されているかもしれないが、方針転換するとは思えないので期待はしない。

この機種はMIDI送信機能があるので音源モジュールをつなぐと面白い。

というわけで↓

 

◆Roland JV2080 (シンセ音源モジュール)

以前シンセも弾いた頃は、JV80、JV90、JV35、JV1080、XV5050と使っていたがエクスパンションボードともに全部売ってしまったので久々の懐かしのJV、今は3万円以内で買える。

Vアコ(FR3b)からのワンクリックでのプログラムチェンジは10個のボタンのみ、つまりJV側でユーザー音色1~10を設定したら右手側設定は完了(笑)。

ベースとコードは別なMIDIチャンネルを使うので両手演奏するためにはマルチチャンネルで演奏出来るパフォーマンスという機能を使う。

また、Vアコは蛇腹のエクスプレッション以外に、ボタンの打鍵ベロシティ(強弱)送信が可能だがこれが使いものにはならない。

シンセ音源モジュールはキーボード側にベロシティとjoystick(ホイール)有りが大前提で、このVアコではどちらもNGなので久々に細かい音設定を堪能?した。

蛇腹エクスプレッションは右手部だけにかかるようにしたかったがVアコ側もJV側もどうやら無理。

Vアコは蛇腹の弱音反応が鋭敏すぎるので、蛇腹エクスプレッション送信有りだと左手リズムがグニャグニャになる。

結局のところは蛇腹は使わない設定でボリュームペダルで強弱をつけてアンプに出力したほうが安定感のある演奏となる。

?、Vアコの意義なしだが(笑)。

それでも、左手でベースとコードの刻みができるのは強みで、ベースにストリングスの上下を薄く重ね、コードはオルガンとストリングス、ギターのシャランの三つを重ねてステレオスピーカーで鳴らすととてもリッチなサウンドになる。

さらにVアコの出力音をミキシングして別個のボリュームペダルで操作すればかなり面白くなりそうだが、そこまでは面倒かも。

 

◆BOSS BR-1080

HD内臓マルチトラックレコーダー、CDも焼ける。

TascamのDP03CDも買ってあるのだが、演奏しながら操作するにはデカいに越したことなない。

PCのDAWソフトが当たり前となった今はガラパゴス状態なので、とんでもなく安く買える。

 

◆BOSS DR-01s

リズムマシン(プログラム不可)。

ペダルが二系統使えるのにFill inもEnding機能も無いという残念なマシン。

練習用多機能メトロノームとしてなら高価すぎる。

音は良い、ミュゼットのリアルタイム録音用くらいなら使えるか。

 

◆BOSS JS-5 Jamstation

フルバッキングマシン、色々なジャンルのパターンやソングが簡単操作で選べる。

Intro~A~B~Endingと進むので、ボタンでA~Bのループを固定及び進行させるが、ペダルでも制御できる。

各ジャンルが選びやすく手軽なアドリブ練習マシンとしては最強かも。

パターンやソング作成可能のようだし、20年前の機材ながら今も通用しそうなサウンド。

なぜ、あまり売れなかったのだろう、、。

そういえば昔、KAWAIのGB-4というバッキングカラオケマシンを持っていて、面白い機材だったが音が悪かった。

KAWAIのシンセやシーケンサーも何台か買ったがイマイチで、いつの間にかピアノ以外の電子楽器からは撤退したようだ。

 

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↓鍵盤だらけに、、

◆エレピも含めすべていわゆる「アレンジャーキーボード」の類。

ポータサウンドの王様みたいな感じなのだが、機能がハンパない。

これだけ並べると曲中での音色チェンジのストレスからは解放される(笑)。

 

・中段、YAMAHA PSR-SX600

昔のYAMAHAのシンセ音源はエレクトーンみたいでイマイチな感があったが、これはもはやとんでもなく音が良い、時代の変化を痛感。洗練された優等生的なサウンドとバッキングが聴ける。

欧州、アジアなど世界中のサウンドとバッキングを無料DL追加できる。

YAMAHAではエクスプレッションペダル使用可能な機種はこのクラス以上から。

 

・上段 CASIO CT-X5000

中価格帯エンタメキーボードだが、かなり音がいい。

イントロ、エンディングが1種類ずつで、ブレイクとフェイドインアウトがないという以外は、備わる性能は他社の上位機種に引けをとらないし、エクスプレッションペダルも使えるカシオ唯一のプロユース対応型。

ボタンが少なくミキサーなどの各種設定には手間がかかるのが欠点。

優れたシーケンサー機能もあるがこの操作性では使えない。

ジャズ系のバッキングはダメだがアジア音楽のバッキングの出来栄えは感動的で、それだけで手放せない気になる。

 

・右 KORG microARRANGER(廃版)

同社PA50(標準鍵盤)のミニ鍵仕様。

操作系が難解で戸惑ったが、何のことはない、基本構成はKORGお得意のミュージックワークステーション。

KORGらしいクセの強いデジタルサウンド。

Bigband系のバッキングがとんでもなく凝っていて最高。

このミニ鍵盤はボタンアコの指加減に近いので意外に弾きやすい。

そういえばKORG製品も01W、03R、05R、X5Dほか数台、ずいぶんとお世話になったものだ。

このMicroArrengerはコンパクトな61鍵で4kg、スピーカー付き、ダンパー&エクスプレッションペダル同時OKなのでライブ戦力としても使えそうだ。

現行機種のEK-50(標準鍵盤)は機能面では制限されているが内容は同性能らしい、紹介したYAMAHAとCASIOより価格が安い。

 

・下段 CASIO PX330(廃版)

昔ピアノ練習用に買ったが、よくよく見てみるとパネルの通り結構充実した音源数と伴奏機能を備えている機種だった(笑)。

サウンドは少し古く、エフェクトも薄めだが新しいCT-X5000よりも太い音でそれなりに心地よい。こういうエレピは重く強靭なボデイなので引き締まった音になるようだ。

昔のMIDIジャックがあるのでmicroARRANGERにつないでいる。

 

※こうした「アレンジャーキーボード」の類は海外では超人気だが、日本では一部のマニア以外には全く不人気で、国内未発売の高額な上位機種も多数存在する。

自分も30年以上前のポータサウンドやカシオトーンしか知らなかったので、新しい機種を買ってみてとにかく驚いた。

昔のシンセは自分で使う音は自分で加工してナンボだったが今はプリセットのままでOK、こうしたキーボードにも出来上がったシンセ音源がフルに内臓されていて、上記のCT-X5000とKORGでは音色加工も可能。

バッキングパターンも人間的な微妙なノリがかなり再現されてきている。

世界中の優秀なミュージシャン達が長い年月をかけて築き上げてきたエッセンスが一台のキーボードに大量に詰め込まれているというとんでもない事態になってしまった。


ちなみに、ここで並べた(Vアコ以外の)機材を総額にしてもイタリー製アコーディオン最低機種の価格にも届かない。

アコーディオンの価格は高すぎると思うが、それに乗じてかVアコも高すぎる。

今、世界は露骨な金持ち優遇の格差社会へと進んでいるから仕方ないが、その中で庶民でも手の届く価格のオールインワンキーボードの存在は「救い」なのかもしれない。

 

※3万円台以下の低価格モデルでも、サウンドが驚くほど良くなっており弱点としては、

・音色やリズム選択はテンキーのみ、

・音色などをメモリーさせて切り替えるボタンが少ない、

・録音は出来るがシーケンサー機能はない、

・エクスプレッションペダル使用不可、

といったところだが、音楽制作や仕事で使う目的でなければ十分な性能で、遊べる要素も備えている。

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↓このステージも結構ハードでした、ありがとうございました。