銀幕の中の流行歌手たち | 手風琴次郎のブログ

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「流れ行く歌」、、色々

↓名機ソプラニを抱え、ハリのある美声で歌ってているのは若き日の藤山一郎さん。

なんと!前髪がある。

後半では役者さんたちも順番に歌っていて、MV風に仕上がっている。

昭和11年暗い時代に突入していく直前、こんな素敵な映画もあった。

映画のフルバージョン発見!こちら

 

↓珍しい戦前の霧島昇さんの映像。

 

↓「ロッパ歌の都へ行く」のシーン。

淡谷さんクール、ミネさんギター上手い、服部良一さんの妹の富子さんも。

そして、あの上原敏(びん)さんと徳山璉(たまき)さんが生きている、歌っている!(涙)

昭和14年、支那事変も泥沼化していた頃で、軍部に睨まれたら娯楽映画など作れなくなる時代、最後の「太平洋行進曲」は構成上仕方なかったか、、。徳山璉「ルンペン節」などとっくに放送禁止だっただろう。

 

↓昭和18年、日本の敗色が見え隠れしてきた頃の映画「決戦の大空へ」。

少年航空兵を育成する予科練の映画なので、歌手は出ていない。

朝ドラ「エール」の古関裕而の傑作「若鷲の歌」、レコードと違い藤山一郎さんがソロをとっている貴重な音源。

映画会社、レコード会社もマスコミ各社と同様、率先して戦争を盛り上げ助長していたというのが現実だ。

 

↓そして終戦、、昭和26年の映画「母を慕いて」。

当時の人気歌手が勢ぞろい、流行歌マニアにはたまならない。

今はこうした貴重な映像がたくさんアップされようになった、全く夢のような時代だ。

音源は別撮りの差し替えだが映像で岡晴夫さんのアコーディオンの腕前がわかる。

 

↓バタやんとひばりちゃんの「かよい船」

 

※以前紹介した、昭和24年「影を慕いて」は削除されてしまった、、、

著作権協会JASRACの創始者である古賀政男先生にまつわる映画なので、一応チェックが厳しいのかも(笑)。

DVDは入手可能)

↓映画中の全員歌唱シーン。

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(追加)↓ミネさんの若い頃の映像。