毎年、
6月の第1週の土日に
有松絞り祭り
が開催されます。
有松と言えば、絞りの浴衣。
鳴海と並んで、古くから憧れの浴衣として君臨しています。
何処までが有松の絞りで何処までが鳴海の絞りなのか。
実際に、お話を聞いてみても漠然としている様で。優劣など特に無いと聞きます。
鳴海有松の浴衣
という、単語はイコール絞りの浴衣を指します。
江戸の世から歌い継がれている端唄やお座敷歌の歌詞にも出てきます。
♪
夏は 嬉しや
二人揃って鳴海の浴衣
団扇片手に夕涼み~
「春はうれしや」 より
♪
猫じゃ猫じゃと仰いますが
猫が 下駄履いて 鳴海の浴衣で 来るものか~
「猫じゃ猫じゃ」より
人生に1度はしてみたい事が
お伊勢参り
この尾張地区からはさほどでも無いですが
江戸から行くと考えるとお伊勢さんは、かなりの遠距離。
「人生をかけて詣でた」
解る気がします。
途中で賊に襲われて生命が絶たれるやもしれなかったり。
各宿場には、色街が待っていますから、白い手に引かれて一夜が二夜。二夜が三夜とみるみるうちお金が続かない。。なんて事も。
嗚呼、いつかはお伊勢参りに詣でて、お土産に鳴海の浴衣を買って帰りたい。。
今で言うところの。。なんでしょう。
イタリアでグローブ?
ロシアで毛皮?
というより、現代ではお金の事を言わなければ手に入らない物が有りませんね。
古い町並みを残す街道沿いに、出店も並び、括るお婆ちゃん方も並びます。
手元を覗くと、1ミリピッチの運針であれよあれよと縫われていくものもあれば、2~3ミリを針に引っかけてクルクルと括られるものも有り。その早技たるや!見事です。
この技術を目にしてからの生徒さん。
絞りは、括った糸を解いてみないと染料の入り方などが解らない。染料の入り方で柄も変わるので途中で正反かB反か解らない物。この、染料が入る事を「なきが入る」と言うそうです。括った糸を解く際に、有りがちなのが破れ、ほつれ。仕立てに、それ程影響がない物ををB反とされるのでしょうか。お祭りに並ぶ数はかなりのもの。同じ括りに同じ染めでも、染料のなき方で同じ物は二つと無い。少しでも、柄の出が良いものは争奪戦です。
朝の9時に有松集合。そうして、先ずは端から端までの下見。何件も見るうちに、欲しい物が固まっていきます。
目星をつけて、休憩。興奮気味の頭を、クールダウンの乾杯








