今年の小さな願望として
ユネスコ登録を果たしたお祭りに出掛けたいな
と、密かに思っておりました。
名古屋近辺は、山車を持つ市町村が多い。
近場で行ける所は行こう!
行きたい願望は、自然と機会を引き寄せるものです。
先ず
4月初旬は犬山の犬山祭り。針綱(はりつな)神社例祭(寛永12年1635年~)
お昼にも曳き回しは有りますが、
夕方以降に賑わいを見せます。
夕方になると、車山(やま)が駅前の広場に集まって
各々、夜に向けて準備が始まります。
懸装品を下ろし、提灯365個が掛けられ
1つ1つ、手作業で火が入ります。
電球だろうか…と、呟いていたら
隣で見ていたお爺ちゃんが
「蠟燭だよ」
と、教えて下さいました。
蠟燭の燃焼時間を計算し火が消えないうちに、安全に巡行させるのが中々大変なんだと教えて下さいました。過去に、蠟燭の火により焼失してしまった事も有ったそうです。
同じく4月の長浜の曳山祭り。長浜八幡宮例祭(秀吉が長浜城主だった頃に始まったとされている。長浜城築城が1576年位なのでそれ以降と考えられる)
こちらは日本三大山車祭りの一つとされています。
舞台付きの曳山は、長刀山を除く12基。
毎年、4基が交代で曳きだされますが
今年は、ユネスコ記念により
12基での歌舞伎上演。
曳山の舞台では、お稚児さんによる子供歌舞伎が上演されます。
街の中で上演される場所が決まっており、時間になると周辺に観客が集まってきます。
曳山の其処彼処に仕掛けがなされていて、板を引き出して花道にしたり、
男衆たちが手際よく準備をしていきます。
舞台が始まれば、大向を掛け、芝居を盛り上げる
そう、彼らもかつてはこの小さな舞台に立った元お稚児さん。
見ていて、胸が熱くなりました。
夜になると、12台が勢揃い。
順番に子供達の熱演が披露される。
提灯の灯りに照らされ太棹の糸の音は、夜の闇に染み込んでいく。
とても幻想的でした。
5月は半田亀崎の潮干祭り。神前(かみさき)神社例祭(正確な起源は諸説あるそうですが、1650年頃ではないかと。)
亀崎は山車を海に引き入れる、海辺ならではの豪快な曳き下ろしが醍醐味。
一番目、2番目と進むにつれ、段々潮が満ちて来る。
膝ぐらいだった潮位が腰あたりになると、見ている此方もハラハラ。
全ての曳き下ろしが終わると県社前にて引き廻し。からくりの披露を経て、町の鞘に帰っていく。陽が落ちて無事に帰ってきた山車と男衆を迎えて、夜更けまで酒盛りが続く。
茶髪禁止の潮干祭り。偏見かも知れないが茶色の髪より、焼けた肌に黒髪に看袢(かんばん 法被とは言わない)姿は、日本人として美しく本当にカッコイイと思います。
犬山祭り、曳山祭り、潮干祭りは尾張藩成瀬家、羽柴秀吉、など始まった時の時代背景からか
武家の関わりが見える。
つづく


