おしりに執着して

うつ伏せになった私の身体に

自分のものをこすりつけていた彼が急に言った。


「あ、わかった!

アナルがだめならあれはいいでしょ?」


「え、なに?」


「ちょっと待ってて?」


彼は私の身体から離れると、いったん浴室へ行って手を洗った。そして戻ってくると、いそいそと荷物の方に行ってなにやらゴソゴソしていた。


(実はおしり開発用の道具を買っていたって言ってたけど、持ってきてたってこと?)


私は早く休憩したかった。


戻ってきた彼は、大人のおもちゃ的なものではなく、さっきデモを見せてくれた空間コンピューター用の

デバイスを持ってきていて、

私は驚いた。


え、なんですか?」


彼は無言ながらニヤニヤして、手早くヘッドセットを装着した。