彼と別れたあと、
電車の中からメッセージを送った。
「今日はご自宅にお邪魔しちゃって、思い出になりました。ありがとうございました。」
「来てくれてありがとうございました。楽しかったです。久しぶりに会えて、すごく元気をもらいました。」
「私もです。なんか、この会話は爽やかでいいですね。ひとりの時間にどうぞゆっくり英気を養ってください。」
「いや〜 今から実家に行って育児です」
「そうでしたか。きちんとパパさんやってて偉い!」
「悪い親ですけどね」
「ノーコメントです。時間の使い方が上手いというか、魅力があるというか。そういうことなんじゃないですか?」
(悪い親という自覚はあるんだ?)
「僕の子がねぇ、すごく愛嬌があって、通りがかる人みんなに可愛いがられちゃうんです。将来が心配。」
「大人になったら、自然にモテそうですね」
「いやはや心配です」
「モテない心配よりは、幸せな心配かもしれませんね」
(私はいったいなにを言ってるんだろう?)
「それはそうですね」
そんな、よくわからないやり取りをしながら
現実に戻っていった。