「ねぇ、一緒に映画でもみない?」
急に彼がそんな誘いをしてきた。
「映画?このホテルで映画観れるの?」
「あるんじゃないかな?ラブホテルみたいな
アダルトビデオは無いかもしれないけど。
そういえば、そういうのを一緒に観たことなかったね。探してみようか?」
「いえ、探さなくていいですよ」
「tefeさんとアダルトビデオ観るのいいな、
今度いっしょに観ようよ? どんなジャンルがいいかな」
(今度なんて、もうないのに…)
「でも、もう3時過ぎだから、映画観たらけっこう遅くなっちゃう。」
「それもそうだね。そしたら、ここルームサービスもあるみたいだから、軽くなにか食べない?」
「いいですね」
飲み物と、クスクス入りサラダと、フライドチキンを頼んだ。
テレビをつけると、刑事ドラマの『相棒』をやっていた。彼も私も相棒はけっこう好きなので、
ソファで食べたりお互いに膝枕をし合ったりしながら、相棒を1話まるまる観てしまった。
「観光地のホテルでセックス三昧のあと相棒を
観るなんて、なかなかレアな体験じゃない?」
「あはは、そうですね、すごく渋い。
なんだか私たちらしい過ごし方でしたね。
良い思い出になりました。」
「思い出?」
「はい、アダルトビデオ観るよりも
相棒を一緒に観れて良かったです」
彼は、なにか言いたそうな、
曖昧な表情をしていた。
私は、相棒がラストに向かうにつれて
、自分の気持ちを切り替えていたので、
1人でシャワーを浴びにいき、
そのあとは淡々と帰り支度を始めた。
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