その後も、中華料理を食べながら色々な話をした。
「それにしても、男性で、
家で酢豚を作る人がいるなんてびっくりしました。
私、自分でゼロから作ったことないです。
実家の母は作ってましたが、揚げたり煮たり、
大変じゃない?」
「う〜ん、そうねぇ、でも僕、揚げ物得意なんですよ。作るの好きだしね。揚げ物だけじゃなくて、
混ぜて焼くのも好きです。」
「そうなんですね、私もお菓子作りは好きです」
「僕も好きですよ、作るの。マドレーヌとかベイクドチーズケーキとかマカロンとか作りました。 ココアを入れるかシナモンにするか?で変わるから楽しい」
「楽しいですよね。マカロンは作ったことないなぁ。私はクッキーの抜き型とか大量にコレクションしてます。
それと、混ぜて焼くということだと、パンもいいですね。」
「ただ、家でお菓子つくると、たくさん食べちゃってね。」
「そうですよね、作るのは楽しいけど、
全部食べると太りますよね。」
またもやママ友との会話のようになった。
その後は、ホテルの中で
彼が話していた、仕事でのコラボ構想を
もし本当にやるならこういう感じ、と、
ふざけながら話して
エスカレートさせていくのを聞いていた。
食事が終わり、
一緒に店を出て、並んで歩く。
それぞれが別方向に進む交差点に来た。
私は、もうサッと帰るつもりでいた。
「中華、美味しかったですね。」
「ええ。」
「それじゃ。」
手を振って別れようとするが、
彼がまだ何か言いたさそうな顔をしていた。
「?」
「…じゃあまた、引っ越しが落ち着いた頃に報告します。」
「家づくりのこと、私も参考にしたいので色々教えてください。
じゃあ、頑張ってください。」
手を振って別れた。
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