※公開停止になってしまったので、いったん削除して修正しながら追加します。


「いやらしい音がしてるね。聞こえる?」


「もうやだ…音がいやらしくて恥ずかしい…

こんなになっちゃうなんておかしいです…やっぱり飲み物に何か入られたからじゃないか?って

疑ってます


「違うよ、飲み物じゃなくて、

言葉の中に入れてるんだよ。

tefeさんが僕なしじゃいられなくなるように。」


そう言いながら、おくまでつきさしてきた。


私が1番感じる所を的確についてくる。 


「ああん!気持ちいいです!すごくいい


「ほら、おくがいいんでしょ?」


あっあっあっあん!気持ちよすぎます!もうダメです… 本当に、もうダメ

 

しばし、その快感に溺れていた。


それは、どこまでも底なしで続くようだった。


息苦しさもないまま、

水の抵抗を感じながら

ゆっくりふわふわと

深海に沈んでいくような感覚。


まさに、おちていく感じだ。


〜〜〜

奈良で見た薬師寺の水煙の、

ふわっと宙を舞っている天女や

『美しい書物』という本の中の金魚の

イメージが浮かんでいた。

短編の『炎の金魚』という話の中に出てくる金魚だ。



「金魚の魚拓を一枚作ってくれませんか?

形は天から火のように墜ちてくる恰好」と、

尊敬する年配の男性に依頼された

若い女性が、“金魚の魚拓の元になる金魚をどうやって手に入れるのか?”迷うという話。


〜〜〜


彼とのセックスで感じた感覚は

まさにあのイメージだ。。


あの短編は、

端正な文体でストーリーも爽やかだったが

妙に官能的な感じがしていた。

あれを読んだ時は、

彼とのこんなセックス知らなかったけれど

こういうことだったんだろう…と思った。


いま思えば、『金魚』が『天から』

『火のように』『堕ちてくる』『格好』

ひとつひとつがとても官能的な比喩ではないか。


もしかして私は、彼とセックスしていると

過去に見聞きした様々な“表現”を

実体験・追体験できることが

楽しいのかもしれない。


彼のことが好きとか、

彼とのセックスが気持ちいい、というのは

きっとあるのだろうけど、

もしかして私がはまっているのは

文学や音楽の表現を自分の身体を通して

体験することなのかもしれない。


そう思うと、彼からずっと

離れられずにいることも納得できる。



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