密会先で合流直後のSEX(12)
「…なんか早朝から激しかったですね…」
「そりゃあ2カ月ぶりだからね。僕もこのためにコンディション整えてきたし。」
「コンディションって?」
「色々あるんですよ、男には。それに、走って身体も鍛えたよ。」
「確かに、前に会った時よりも筋肉質になった気がしてました。」
「でしょ? それに、ここに来る途中もずっと、どうやって可愛がろうかって考えながらきたよ。」
「えっ...そうなんだ。わたし、今日はちょっとアブノーマルな場所ですごく気持ちよくなっちゃった…ほんと不思議です。」
「すごく感じてたね。この旅行中にたくさん可愛いがってあげる。」
「あは、、観光もしましょうね。それに、本来の目的の、あのアーティストの公演も。」
「観光も、セックスも、だよ?」
そのあと、彼が彼の妄想を
とても楽しそうに話しているうちに
話すスピードがゆっくりになり、
そのうち、スーッ、スーッ…と寝息をたて始めた。
子どものような穏やかな寝顔を見ていると
幸せな感情が湧いてきてしまう。
彼の寝顔が視界に入らないように、彼に背を向けた。
いつのまにか自分も寝てしまった。