<美味しい食事をありがとうございました。
面倒な仕事が色々と終わった区切りのタイミングに嬉しかったです。>
<タイミングが合ってよかった。前回も美味しかったよ?>
<前回?ご飯は食べてない気が。前々回の事かな?
今日は桜が見れて良かったです🌸>
<ホテルでお互いを食べたじゃない?もう春だね🌸>
<…よくそういう言葉が出てきますね。>
<前回美味しかったでしょ?全身で僕を味わってたよね>
<前回の記憶、飛んでてよく覚えてません!>
<ね、前回ずいぶん深い所までいってたからね>
<いま電車の中で思い出して、身体が勝手にドキドキしてしまいました。
確かに前回、ちょっと違う世界に行っちゃってたかも...?>
<今度会ったらまた同じようにしてあげるよ。
戻って来れなくなっちゃうかもね。
これから先、何回もあんな風にしてあげるよ。戻って来れるかな?>
<指で敏感なところをさわって、なかもかきまわしてあげる。耳を強くかみながらね>
<ダメですよ、いま電車の中だから>
<だからだよ>
<変な気分になってきちゃうからやめて?>
<濡れてきた?>
<ジンジンしてきちゃいました>
<スカートの中に潜り込んで、敏感なところをなめまわしてあげたいな>
<なんか遠隔操作されてるみたいです…>
<身体にスイッチをつけちゃったからね>
<何言ってるの?って思うのに、
くやしいことに、前よりもすぐに、身体が勝手に
反応しちゃうようになってしまいました>
<ふふ、そういうのたまんないよね。
自分の意思には反して感じちゃうの>
<さっきの食事中は爽やかで、友人関係っぽい真面目な話をしてたのに。今度はさらっとそういう事が言えるのすごいですよね>
<だって我々の仲じゃないですか>
<電車の中なのに濡れてきちゃった。。
納得いかないので、パブロフの犬みたいな実験の被験者と思うことにします>
<それいいね。セックスの実験台?今度会う時はもっと気持ちよくしてあげるね。電車の中で濡らしちゃってるくらいだもんね。あぁ早く抱いてやりたいな。
明後日どう?>
<あさって、大丈夫です。。>
食事した直後に、そんなやり取りをして
明らかにセックスのためだけに会う事になった。
それまでの何年もの間、彼と会う時は、
(結局はセックスしちゃう事が多かったけど)
建前上は“食事に行く”約束をして会い
“食事だけのはずが、魔が刺してそうなった”と
思い込むことで
自分を納得させていたし、
そもそも秘密の関係だから
セックスしても毎回
“気の迷いでしちゃっただけ。先が無い関係なんだら
忘れなきゃ”と思って
記憶にも身体にも残さないように
自己暗示をかけてきた。
でも、このよく会っていた春の時期には
自分のルールが少しずつ崩れて
タガが外れていったような気がします。