オンラインなのに操られちゃう身体③
食事後もビデオ通話しているうちに、
「ねぇ、僕お風呂に入ろうかな」と言い出した。
それならビデオ通話を切るか、前みたいに音声だけに切り替えましょうと言う私を無視して、裸のままビデオ通話をし続けた。
「写しっぱなしは大変だから、切りません?」
「どうして?僕は僕の家で日常を送ってるだけだよ? 僕たちオンライン同棲なんだから良いじゃない?」
以前も、お風呂で通話したり、少しだけ映像が見れるようにした事はあるけれど、。
私が彼の入浴シーンを見たいわけでも
要求しているわけでもないのに、
わざと勿体をつけて服を脱いでいく。
「なんだか生着替えの配信してるみたいだなぁ」と、なぜか嬉しそうな笑顔。
湯船に浸かった彼の顔だけが
モニターに映った状態で画面が安定した。
自然に会話を再開できた。
お風呂でゲーム実況を観るのが好きと
言っていたから、
スタンドでもあるのだろう。
「実際に会ってる時にはお風呂でこんなにゆっくり会話しないから、新鮮だね」
など話しているうち、
こちらは全くいやらしいつもりなんて無かったのに
急に、「僕の乳首見たい?」とか「他に見たい所があったら映すけど」など言い出した。
笑って聞いていたけれど、モニターに小さく映っている自分の顔が真っ赤になっていることに気づいた。光のせいかと思ったけれど、そうではなさそうだった。彼も、私の顔が真っ赤になっていることに気がついた。
「ねぇ、どうしたの?顔が真っ赤だよ。僕の裸を見て興奮しちゃったの?」
「…自分でもわかりませんけど!どうしてこんなに真っ赤なんだろ。。」