帰省中の密会部屋を借りてくれた話①


彼が帰省先から戻って来た空港から、

レンタルルームに直行して



壁の薄い部屋で

周りに声が聞こえてそうな場所なのに

抱かれて感じまくってしまった

2日後。


また会う約束をしてしまいました。


今までに待ち合わせしたことがない、

2人で行くのは初めての街の駅で待ち合わせ。

お洒落なお店が多い事で有名な街です。


念のためネットで確認したところ、

その駅周辺には

ラブホテル街なども無さそうでした。


空港に到着した日、そのままレンタルルームに直行で羽目を外してしまった事を、

彼自身も“さすがに、おとな気無かったなぁ"と反省?したのかな、などと思ったりもしました。

実際に会うのが5か月ぶりだったから

彼自身も魔がさしたのかもだし。。


そのお洒落な街に行くという事は、

今回はカフェでお茶とか街歩きだな〜と思い

自分としてはおめかしして出かけました。


やっと、お出かけぽい感じで穏やかに会えると思い

移動中の電車では、

彼の赴任先で一緒に観てすごく気に入った映画の

サントラをスマホで聴きながら、

その街にある雑貨店やペットショップの位置を

確認したりして

ウキウキしていました。



そして、待ち合わせた駅で集合。

前から、彼の方が色んな飲食店に詳しいので

今回も彼に着いて歩き始めました。


着いたところは、大通りに面した大きめのビル。

「ここ?」

「うん」

1階は、歩道に面して大きなガラスのウィンドウが

あって、何かのオフィスになっているようでした。

エレベーターホールに進んでエレベーターに乗る彼に着いていくと

「面白い場所なんだよ?」と、

悪戯っぽい顔をしました。


エレベーターを出て、彼が案内してくれたドアを開けると

大きなベッドとアンティーク風の家具一式が揃った

ワンルームの部屋でした。


「!」

「どう?」

「え、なに?すごい。でも、どういう事?」

「ふふっ、ホテルに行くよりゆっくりできると思って、帰省中にここで会いたいと思って借りたの。」

「?」

「ここなら時間を気にせず2人きりでゆっくり過ごせるよ。2週間借りてるから、ここでいっぱいしよう?」