〜オンライン同棲とバーチャルセックス③-10の続き〜


脱衣所の鏡で自分の顔を見ると、

頬は紅潮したままで艶があり

目は少し虚で

彼に抱かれた後の雰囲気そのものでした。


私はシャワーを浴びながら、

とても複雑な気持ちになっていました。


『本当のセックスで連続オーガズムと

連続潮吹きを経験してしまった私は、

潮吹きを止められない身体になっちゃったの??

汚れちゃうから、それは困る。。』


『遠方に転勤するという理由で別れるはずの彼と、

オンラインでもこんなことができちゃうなら、

別れられなくなってしまいそう。。』


『直接抱かれるわけじゃないなら、この関係って

誰にも責められるものではないのかな。。?』



彼が遠くに赴任した事で物理的に離れるはずが、

お別れ前に抱かれまくり

赴任先に押しかけても抱かれまくって

初めて連続オーガズムを知って

セックスの快感が深まりすぎてしまったせいで

ビデオ通話での相互オナニー?でも

精神的に晒け出しすぎてしまったせいか、

本物のセックスのような

快感と満足感に満たされてしまいました。


今回のは、

相互オナニーの領域を超えたバーチャルセックス

だったんだな、と思うと

スッと腑に落ちました。


なんというか、

目から鱗が落ちたような

ひと山越えたような

妙な達成感(?)


音声通話でイッてしまった時も、

気持ち良いは気持ち良かったけれど、

お互いの姿が見えない分

どこかまだ冷静な()自分がいました。

でも今回のビデオ通話では、

完全に我を忘れて快楽に没頭してしまいました。


モニター上にアップで見える彼のあそこと

これまでのセックスの記憶と

彼に刻み込まれてしまった感覚と

私を誘導する彼の言葉と

全部が増幅し合って

強烈な羞恥心と快楽を引き起こしました。

もしかしたら普通のセックス以上に

いやらしい行為だったのかもしれません。


螺旋を描きながら昇っていくような

はたまた堕ちていくような

不思議な日々がどこに収束していくのか

自分でもわかりません。


そして、こんな事があっても

次の日になったら

平然と

食事どきにまた

連絡が来て

食事してる姿をお互い見ながら食べたり

他愛もないことを色々話したりして

オンラインだけれども

数時間繋ぎっぱなしで過ごしてしまうのです。


…それだけの平穏なやり取りだけだったら、

願った通りに、

人に言えない関係を穏便に終わらせていっている

大人な2人でいられるのにな。。