今回は環境省指定の絶滅危惧種のⅡ類(絶滅の危険が増大している種)です。
ルーミスシジミとミヤマシロチョウの2種です。
西日本の照葉樹林(常緑広葉樹林)に生息しているが、生息地自体が極限される。
本土では千葉県、和歌山県、島根県、山口県が確実な産地として知られているが、
奈良県は国の天然記念物に指定されていたが、薬剤散布で絶滅のようである。
常緑カシ類が鬱蒼と生い茂る渓谷に生息していることが多い。
島根県隠岐の観察では、アカガシの樹冠に潜んでいることが多く、
目撃は容易でないが、気温が30度を越す日には、
暑さを避けるように谷底に降りてきて、時には吸水も観察された。
秋は10メートルほどの樹に登り、
樹冠で活動していた多くの固体をも確認したことがある。
近年は道路工事による伐採で危機的状況になっている。


渓流の岩で翅開いた固体


中部地方の高地のみに生息している蝶で産地は限られている。
7月中ごろから渓流沿いや、高原の林縁で見られる。
シロチョウの中でも特に清楚な感じを受ける蝶にも思えた。
昔は八ヶ岳の立場沢が有名で多く見られたが、
カラマツが植林され大きくなってからは、
環境悪化がひどく、現在では数回確認に行っているが、
ほぼ消滅のようである。
信州はほんとに蝶の多い所、でも環境自体の悪化と開発で産地が何処もひどい状態のよう。
中には立ちの悪いコレクターもいるようで、
オオイチモンジのポイントではパトカーまで出動のようである。


アザミ吸蜜の♀・・色が少し黒っぽい

