Mac のデスクトップPCで

音楽を流していると、結構、この内蔵スピーカーで満足できる。

音が良い。


部屋の中では結構大きな音なのに、
窓が全開でも、家の外ではシンバルの音くらいしか聞こえない。
メロディーが聞こえないから何の曲なのかすらわからない。

狭い東京ではありがたいこと、
近所迷惑にならないのに、大音量を満喫できる。



Mac パソコンのスピーカーは画面の底面についている。
そして、床に向かって音が出ている。

すると、コンピューターを置いている机に跳ね返って、大きな音になる。



オルゴールだ。

オルゴールと同じ原理。
オルゴールもただ手の上で回しているより、
机の上、特に固い木の上に置くと、
反響して拡張された固いしっかりした良い音になる。



自然の原理を活用すると
より小さなエネルギーで大きな事ができるんだね。
あの有名なミッキーマウスは貧しいウォルトディズニーが屋根裏部屋に住んでいた時、いつも部屋をうろちょろするネズミをモデルに作られた話だと聞いた事があります。

ある時、私は田舎に住んでいました。
箪笥の引き出しにお菓子を入れて置いたらねずみのかじった跡が。

その建物の住人の一人は鼠だんごを仕掛けようと言って、毒入りの丸い物を廊下に置きました。
それでも、私の引き出しはねずみに荒らされました。
なんだ、だめじゃん、ねずみだんごなんて。
鼠は賢いから、そう簡単には退治できないよ。

そうだ! 私はゴキブリホイホイにチーズを置いて、引き出しの中に入れました。

次の日、目が覚めると、チュウチュウ、チュウチュウ、チュウチュウ、と鳴き声が引き出しの中から。
引き出しを引いてみると、あ、ねずみがかかってる。
「やったあ!やってはみたものの、まさか本当にゴキブリホイホイにかかるなんてね。」

チュウチュウ、チュウチュウ、
ゴキブリホイホイの中から小さな赤ちゃんねずみがこちらを見ています。
大きな真っ黒いまん丸おめめで。
体はやせていて灰色の毛がふさふさ。
鼻の先には長いヒゲが。

ああ、可愛い。
可愛い野ねずみちゃん。
なんと愛らしい顔をしているのだろう。
無邪気な小さな小さなねずみ。

チュウチュウ、チュウチュウ、泣き続けて
チュウチュウ、チュウチュウ、こちらを見つめている。
つぶらな瞳で。
憎しみも怒りもなく。
力なく チュウチュウ
恨みもなく、もがきもせず
ただ ただ こちらを見つめている。
私の目を見つめて、チュウチュウ

チュウチュウ チュウチュウ

助けて、ここから出してと言っているの?

チュウチュウ、鳴き続けている。
恐がりもせず、私を頼っているかのように。
チュウチュウ、見つめ続けている。

お腹の毛も皮もゴキブリホイホイの接着剤にベッタリ貼り付いて、
手も足も少しも動かす事ができない。
あごの下もしっぽも貼り付いてる。

どうしよう。

ルームメイトが仕方なさそうに言った。
自分の田舎ではそのままバケツに水を張って
沈めて死なすよ。

もう一人のルームメイトは憤慨して言った。
そんなことするからよ。

ごめんなさい。ねずみちゃん。
こんなに可愛い姿をしていたなんて。

どうしよう。
どうやって助けることができるの?

もし、鼠の身体を掴んで接着剤から取ろうとしたらお腹の皮が剥がれてしまうのではないの?
そんな事、できない。
あああ、ごめんなさい。

どうしたら良いのか、わからない。
水に沈めるなんてかわいそうでできない。
ねずみは住人にとっては害虫、誰も助ける方法なんて考えてくれない。

それに、何より、こうしたのは私自身。
私はなんて酷いことをしてしまったのか。

そのままゴキブリホイホイごと掴んで
山の上から林に投げ捨てた。

ごめんなさい。
どうなるのかわからない。
わからないけど、
どうか。
どうか、なんとかなるかもしれない。
どうやってかはわからないけど、生き延びる事ができるかもしれない。
雨風で接着力が弱くなってまた自由になる事ができるかもしれない。

私は林を見つめ続けた。




もう二度としない。








それから部屋にねずみは出なくなった。
ただの一匹も。


波 * * * この記事に書かれた物語はフィクションであり、「わたし」を含む登場人物や職業、言動、行動などはすべて架空のお話です。** * 波










アボガド風呂に入った。

食べ終わったアボガド。
黒くて太い繊維が沢山ある部分は不気味だから食べないで残した。

それを風呂場に持ちこみ、
顔から足の先まで食べ残したアボガドの実でマッサアージ。

お肌はツルツルしっとり。

青臭い。
シャワーで流せばできあがり。