前回の続き。
最初に言っておくと、急な大量注文は除いて考えてください。
それは想定外なので、そこまでは最初から組み込めないので。
では続き。
ボトルネックになるということは、「追いついていない」という事です。
ボトルネックにならない為にはどうするか?
ざっくり言うと2択しかありません。
1.人(や外注)を増やしてカバーする
2.効率化して業務の時間短縮をする
(またはその2つを同時にやる)
この2つにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
まず1のメリットとデメリット。
メリットは(昔に比べたら難しくなってはいるけど)単純に人や外注を増やせばキャパが広がり、一人当たりの生産性を変えなくても対応できます。
今のまま何も変えずに業務を進行すれば良いワケです。
デメリットは給料が上がりにくい、もしくは下がってしまう可能性があるという事です。
会社というのは売上に対して、例えば人件費(外注費も含む)は◯%とか、仕入(材料)が◯%とか家賃や光熱費が◯%とか、それぞれ決まっています。
例えば年間売上が1億円で人件費が10人で10%(1人当たり100万円、10人合計1,000万円)の会社があったとします。
(あくまでも例え)
この会社の売上が2億円になりました。
倍ですね。
その分人も増やして10人から20人になりました。
ここも倍。
または、社内の人数はそのまま10人だけど、外注を10人分増やした場合も一緒です。
(細かい価格等はここでは除く、その事も今度書きます)
この会社の人件費は売上の10%なので、2億円の10%は2,000万円。
2,000万円が人件費となるワケです。
でも人は増えて20人になっている。
という事は1人あたりの給料は1億円の時と同じ100万円(2,000万円÷20人=100万円)
売上が倍になってるのに給料が変わらないという事。
(ここでは個人差は除いています)
せっかく頑張って売上倍なのに給料が変わらない、これがデメリット。
では2のメリットとデメリット。
まずメリットは単純に1の逆ですね。
上記の会社があったとして、でも効率化しながらやっていったので、5人増やすだけで済んで計15人で2億円の売上を作ったと。
15人で人件費10%(2,000万円)を割ると1人あたり133万円、今までより約1.3倍に給料が増えます。
デメリットは、現状のやり方を変えていかなければ効率化できないので変化が必要。
変化させるのは簡単ではないので、効率化させるまで色々考えて実行して検証してまたやり方変えて、の繰り返しが必要。
要は、変化させるぞと決めてそれが形になるまで試行錯誤が必要ということ。
(人間はそもそも現状維持を保ちたい、変化したくないという生まれ持った本能があるらしいので、変化させるのは大変)
ちなみに何かを変える時というのはモメたりします。
意見がぶつかり合ったりします。
時にはケンカになる場合もあるかもしれません。
それでも、みんなのゴールが一致さえしていれば「あ、あの人の言ってる事はゴールに向いている向いていない」というのが分かるので、乗り越えていけると思います。
さて、みんなはどっちがいいですか??
個々によって考え方は違うと思いますが、ボトルネックを解消する為にはこの2択しかありません。
(両方でバランスとっていくのももちろんあります)
僕の考え方は、少数精鋭で会社を回して、社内全員で考えて稼いで、全員がハッピーな方がいいとは思っています。
なので、2です。
ちなみにこの(上記の数字)が全員に見れるシステムも今作ってもらっています。
それを見てもらう事で、「あ、効率化したのが数字に表れている(もしくはまだ表れていない)」というのが確認できるようになります。
ちなみに効率化というのは
・人がやらなくても大丈夫な仕事は機械に任せる
・1日に◯個できていたものを◯個に増やす
・ある仕事を終わらせるのに◯時間かかっていたところを◯分に短縮する
基本的にはその3点です。
その3点を考えながら仕事していくと(習慣化していくと)徐々に変化していけると思います。