20世紀の終わりに、アメリカから世界にITが広がりました。それが「IT革命」です。

日本ももちろん影響を受け、ITとともに成長してきました。

「IT革命」を象徴するのが、パソコンでしょう。それまで手書きだった書類が、キーボードで簡単に打てるようになり、電卓を使い、何時間もかかっていた計算が驚く速さで処理できるようになりました。その結果どうなったのか。午前で仕事は終わり、残業はなくなったのか。答えはノーです。

もちろん、産業は成長し、時代とともに素晴らしい会社が増えました。しかし、会社員はIT化によってこれまで手作業で行われたものの多くが、パソコンに移行し、それに伴い社員の削減が行われていきました。そして、IT化で効率化した仕事も減らされた社員よりも多ければ、当然、一人当たりの仕事量も増えていきます。多くの会社そうなったのでしょう。では、それから給料はその分上がったのかと言われればそうではない会社が多いです。この頃から会社は得し、社員は損することが当たり前になった気がします。

私はIT化に反対しているわけではないです。むしろ、賛成派です。私自身、IT化の恩恵を受けてる一国民です。しかし、IT化によって奪われているものをしっかり考えて気づくべきです。コンビニエンスストアがいい例です。コンビニエンスストアがあることによって、自炊することが少なくなり、健康悪化、お金がもっと必要になったりとものすごく便利な反面、デメリットも存在する。

良いものにもデメリットは必ずあり、それを考えたり、調べたりすること放棄していると頭がいい人にずっと食い物にされてしまうと思います。私自身それに最近気付きました。これからの日本ではそういうことに気付き、分析し答えを自分なりに出していくことが重要ではないかと感じました。