油彩で描いたような雲が流れる。

太陽と風を受けてなめらかに変化し続ける油彩画だ。

Una

地平に目を向けると、朝霧の湖に浮かぶ塔が見えた。

Una

こちらはこの日だけの水彩画だ。

飽くことなく眺め続ける。

冬は、朝日が昇ると海が輝く。

湾の対岸では今日も製鉄所から煙がたなびく。


Una


朝靄の向こうで幻のように浮かぶ幕張は、まだ眠っているようだ。


Una


太陽がこの日最後の光を掲げ、やがて山裾にその姿を隠す。


Una


残照に照らされる夕靄の街に、夜がまた来る。


Una